読んだ。 前作『若者はなぜ3年で辞めるのか』の続編。前作では、状況分析ばかりしていて、じゃあ若者たちはどうすればよいのかというのが提示されていなかった。本作はそれを補う内容となっており、著者の言う「平成的価値観」を体現した若者たちを取り上げて、その生き方や考え方を紹介している。話題を広げすぎてとっちらかってる感があるが、なかなか面白かった。 基本的な内容は前作と同じ。曰く。新卒で大企業に入って定年まで、というのは高度成長期だから成り立っていたのであって、これからはもう通用しないよ。会社にキャリアを支配され、無能な中高年管理職を養うため、滅私奉公で転勤地獄やサービス残業に堪え忍ぶというのはもう止めたほうがいいよ。云々。前作にも増して、若者を諭し導こうという意志を感じた。最後のほうなどほとんどアジテーションのような調子で書かれている。筆者の主張には概ね首肯するし、実際、僕が日立製作所を辞めたの
[asin:4902163306:detail] この本は,教育への視点を変えてくれた。この本の副題でもある「理論的応答」の必要性について改めて認識させられるものでもあった。理論的応答を欠きやすい教育問題の議論から抜け出すためにも,こうしたものがもっと前面に出てきてほしいと思う。 [asin:4887137281:detail] この本は,カリキュラム,教科書,教育行政について考えるときの拠り所としているものだ。アップルがこの中で指摘してる問題は,日本でも問題となっている。教育をめぐる「ポリティクス」について考える上でも大変参考になるものだと思う。 [asin:4891971231:detail] この本は,もっと早い時期にもっと多くの人の目に触れて欲しかったと思う。教育基本法が改正されようとしているときにこういうものがもっと前面に出ていればと思った。 [asin:4004311039:d
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法 スポンサード リンク ・無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法 著者のプロフィール。 「公認会計士二次試験(合格率6%)を史上最年少の19歳で合格 以後、フルタイムの仕事をしつつ、かつ3人の子どもを育てながら、中小企業診断士試験(合格率4%)、オンライン情報処理技術者試験(合格率4%)合格 TOEICは新卒時420点から3年間で900点へ 社会人大学院でファイナンスMBAを取得。その結果、年収を16年間で新卒時の10倍とした著者が初めて公開する、本当に効率的で合理的で楽ちんで、目から鱗の勉強法。 」 文系ビジネスマンに勉強法を語る人として、とても説得力のある経歴。16年間で年収10倍というのは、新卒時から現在まで毎年26%の収入増のペースでやってきたことになるそうだ。 この本を知ったのは書評ブログ仲間の二人のブログで絶賛されていたから。 下記
« WebページをPDFにキレイに変換するIE Snapshot ACCALIA | Main | 第3回 テレビとネットの近未来カンファレンスを開催します » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評:文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評: 仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術|書評:社会・世間 |書評:教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは? 200
2007年度 書籍売り上げランキング ベスト20 スポンサード リンク 2007年度、このサイトの書評を通してAmazonで購入された書籍のランキングを公開します。2006年以前に紹介した本も結構含まれているのは、前年のランキング記事公開の影響のようです。例年、ビジネス実用系が上位に並ぶ売上ランキングですが、今年はバリエーションが豊かでした。 ■1位 ぼくには数字が風景に見える http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005033.html ・ぼくには数字が風景に見える 円周率22500桁を暗唱し、10ヶ国語を話す天才で、サヴァン症候群でアスペルガー症候群で共感覚者でもある著者が書いた半生記。これらの病は稀に天才的能力を持つ者を誕生させるが、自閉症やその他の精神障害を併発することが多いため、こうした本を書ける人が出てくることは稀である。 ■2
アタマにくる一言へのとっさの対応術 スポンサード リンク ・アタマにくる一言へのとっさの対応術 言葉の合気道の本。 言われっぱなしはゴメンだが相手と争うのも賢くはない。 「大事なことは、相手の期待どおりに反応しないことです。とくに「相手が失礼な態度をとったのだから、ただじゃおかないわ」といった、ありきたりの復讐気分にひきずられるのは最悪です。そうではなくて、この出来事をひとまず距離をおいて冷静にながめてみましょう。たとえば「相手が私に対して失礼な態度をとったわ。これはなにか新しいことを試してみる絶好のチャンスなんだわ」といったように。好奇心をもつことが、あなたの精神衛生にとってはベストなのです。奇妙な人間を相手にするという新鮮さを発見してください。世界はあなたが実験をするためにあるのです。」 挑発に乗らず、相手を空回りさせることが、よい対処であるという。真正面から言い返してしまっては、相手
【iPhone&Galaxy Tab】(15) 【ダ・ヴィンチ・コードA】(98) 【ダ・ヴィンチ・コードB】(100) 【ダ・ヴィンチ・コードC】(61) 【書評 小説A】(110) 【書評 小説B】(91) 【書評 小説C】(51) 【書評 西尾維新】(48) 【書評 海外小説A】(100) 【書評 海外小説B】(26) 【書評 美術】(118) 【書評 建築】(58) 【書評 歴史A】(100) 【書評 歴史B】(63) 【書評 宗教A】(100) 【書評 宗教B】(41) 【書評 本】(105) 【書評 実用・ビジネスA】(100) 【書評 実用・ビジネスB】(146) 【書評 未分類A】(103) 【書評 未分類B】(56) 【漫画 アニメ】(112) 【映画・DVD】(75) 【芸術】(110) 【旅行 散策A】(50) 【旅行 散策B】(50) 【旅行 散策C】(50) 【旅
2007年01月15日20:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 技術の伝え方 これは、伝わる。 技術の伝え方 畑村洋太郎 「伝える」ではなく、「伝わる」。 本書「組織を強くする技術の伝え方」は、失敗学関連の書籍で有名な畑村洋太郎が、タイトルどおり技術の伝え方を説いた本である。 序章 「技術」とは何か 第1章 なぜ伝えることが必要か 第2章 伝えることの誤解 第3章 伝えるために大切なこと 第4章 伝える前に知っておくべきこと 第5章 効果的な伝え方・伝わり方 第6章 的確に伝える具体的手法 第7章 一度に伝える「共有知」 終章 技術の伝達と個人の成長 「技術を伝える」を巡るおまけの章 しかし、本書の要諦は、「技術は伝えられない」と喝破した事にある。 P.52 技術というのは本来「伝える」ものではなく「伝わる」ものなのです。結果として相手の頭の中に伝えたい内容を出来させな
岩波文庫80年に見る「古典」の変遷 2007年01月03日 「岩波文庫」が創刊80周年を迎えた。昨年末からは、創刊時のラインナップ23冊を復刻したセット「岩波文庫創刊書目」が発売されている。付録は、広告が掲載された東京朝日新聞1面のコピー。「こゝろ」「櫻の園」「實踐理性批判」といった「古典」が並んでいる。 広告が掲載された東京朝日新聞1面 「当時から思えばさほど古典でもない明治の作品が多いですね。最近は追っかけが足りていないようです」と編集長の塩尻親雄さんは苦笑する。 古典文庫である岩波文庫の新刊のめどは出版から30年。しかし、20世紀の作品はあまりない。後半はほとんどない。 この10年ばかりの傾向は「茶の本」(岡倉覚三著)、「風土」(和辻哲郎著)といった日本文化に関する作品が読まれるようになっている。また映画化の効果か、「高慢と偏見」や「エマ」のジェーン・オースティン、「ある婦人の肖像」
レバレッジ・リーディング 2007-01-07-3 [書評・感想][LifeHacks] ■本田直之 / レバレッジ・リーディング 著者は「読書は投資活動である」と潔くワリキリ。 しかも、非常に割の良い投資であり、投資に対して利益が100倍、と。 数字はともかく、読書ほど格安な投資はないのです! 「忙しくて読むヒマがない」という意見に対しては、 「本を読まないから時間がない」のである、とバッサリ。そのわけは: ビジネス書には、努力の末に成功した人がその知識やノウハウを 書いたものがたくさんあります。[...] 本を書いた人が何年も何十年もかけて体得したノウハウを、 わずか一冊の本を読むだけで手に入れることができるのです。 そのうえで自分なりの工夫を加えれば、早く、少ない労力で、 成功にたどり着ける。その結果、時間の余裕が生まれるというわけです。 「読む技術」の解説
最近買った本の中に、「レバレッジ・リーディング」というものがあったのですが、これが自分のスタイルに非常に合っていたので紹介します。 レバレッジ・リーディングとは一言でいうと「本を買うことは自分への投資だととらえ、速読より多読をすること」です。著者の方は年間400冊程度読むらしいです。 本の中には早くよむコツや(よくある速読の技術ではありません)良書の探し方も書いてあるのですが、それよりも特にいいなぁ、と思ったのが「一冊の本を何回も読むことよりも、同じジャンルの本を何十冊も読むべき。重要なことはいろいろな本に書いてある」というところ。 これは今まで自分が勉強するときにやってきたスタイル。受験勉強や試験勉強の時も、参考書を何十冊もやっていました。 よく親や友達は「何冊も買うのは無駄」「一冊を何回もやるのが効果的」と言ってきたのですが、自分にはなかなかそうは思えなかった。一冊を100%を
ISBN:4788507331:detail アンディ・ハーグリーブズ(西躰容子訳) 「二十一世紀に向けてのティーチングの社会学―教室・同僚・コミュニティと社会変化」からの引用。 世紀の変わり目を前にして、多くの改革案が、ティーチングを標準化し、その技術的局面を強化し、教師を同僚やコミュニティから切り離して教室という空間の中に隔離しようとしている。こうしたことは、過重なカリキュラム、市場的競争、教育内容の偏重、政治的強制と統制への執着といったものによってもたらされたものである。情緒的理解は、質の高いティーチングと学習を改善しようという必然的な努力がなされる中で、グローバル化されてはいるものの本質的には西洋的な自由主義的な改革言説によって、教師と保護者間および同僚間の情緒的きずなとつながりを破壊するような、学校の新しい情緒的地形が生み出されるようなことがあってはならない。というのもそうした情
12月4 斎藤由多加氏のモノの見方 カテゴリ:本 ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術 斎藤 由多加 幻冬舎 2006-01 売り上げランキング : 3062 おすすめ平均 発想を得るネタ帳 深思熟慮のようなヘリクツのような…… ゲームクリエイターの決断 Amazonで詳しく見る by G-Tools 「ザ・タワー」や「シーマン」といったゲームを開発したゲームクリエイターと言えば分かる人にはすぐに分かると思います。 著者が日常の何気ない風景、事象、現象、出来事などに遭遇したときにいつも持ち歩いているデジカメで撮影したものとあわせてコラム風にしたエッセイ集みたいなものです。 クリエイターのモノを見る目はやはり違うと思わされるものばかりです。 写真でいえば、駐車場の看板や道路の標識、自動販売機、信号機、行列で並んでいる人たち、などですがそこから何を思うか、そこに観察力、洞
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く