東京オリンピック・パラリンピックに向けて建設が進められていたJR山手線・原宿駅の新しい駅舎が完成し、21日から利用が始まりました。一方、都内で最も古い木造駅舎として親しまれた建物は役割を終え、96年の歴史に幕を下ろしました。 原宿駅は、大正13年に建てられた都内に残る最も古い木造駅舎ですが、耐火性能が不十分などとして解体されることが決まり、21日未明の最終電車で最後の営業となりました。 そして、21日午前1時10分すぎ、原宿駅の駅員らが1列に並ぶと、「96年間ありがとうございました」とあいさつし、駅のシャッターが閉められました。 21日の始発からは、隣接する新しい駅舎で営業が始まり、午前4時10分に駅のシャッターが開けられると、早速、駅舎の中に入って写真を撮ったり記念に入場券を購入したりする鉄道ファンの姿が見られました。 新しい駅舎は鉄骨2階建てで、延べ床面積は前の駅舎のおよそ4倍に広がっ
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