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ブックマーク / realsound.jp (265)

  • 追悼 チバユウスケ TMGE、The Birthday……鮮烈なロックを追求し続けた極上のフロントマン

    カッコいいヤツだったな。 モデルのようないわゆるイケメンでもないし、俳優のようにスマートでもない。ちょっと背の痩せっぽちで、何だか迂闊なところもある。けれど、あの嗄れた声で歌い出すと途轍もない存在感を発して聴く者を圧倒する。ロードムービーのようにイメージを飛ばしていく歌詞と切れ味抜群のロックンロールは、空気をビリビリと震わせた。それを極上のバンドのフロントで歌うのだ。カッコいいと言うしかない。チバユウスケは、アーティストというより常にバンドマンだった。 揃いのブラックスーツで、パンクでホットなガレージロックを鳴らしたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(以下、TMGE)、元BLANKEY JET CITYの照井利幸(Ba)とASSFORTのMASATO(Dr)と組んだROSSO、そして骨太かつメロディアスなロックを貫くThe Birthday。どれも最高のライブバンドだ。

    追悼 チバユウスケ TMGE、The Birthday……鮮烈なロックを追求し続けた極上のフロントマン
  • Mr.Children『miss you』評:自問自答の末に表出した“自己への嫌悪” 桜井和寿と鏡のメタファーを考える

    表現を「見る・聴く・読む・触れる」とき、オーディエンスは作家の環境や性格や物語をどうしても仮構してしまう。それと鏡あわせのように、作家は鑑賞者が仮構したイメージを、自己のイメージに取り込んで再仮構してしまう。自らの名を掲げて不特定多数に表現を届ける主体となった者は、仮構された二つの「自らの姿」の重ね合わせを、多かれ少なかれ強いられる。そうした重ね合わせへの強烈な執着を示してきた作家として知られるのが、ご存じMr.Childrenである。 彼らにとって21枚目にあたる新作アルバム『miss you』で、なにかが変わった。歌詞が暗い? 当然それも大きい。しかし、それだけではない。音の鳴りが違う。1曲目の「I MISS YOU」冒頭、右側から聴こえるアコースティックギターのアルペジオと、左側から聴こえるピアノの伸びからしてすでに違う。演奏の響きが、秘密めいた親密さを伴っている。決定的なのは、桜井

    Mr.Children『miss you』評:自問自答の末に表出した“自己への嫌悪” 桜井和寿と鏡のメタファーを考える
  • 早見沙織、2021年に掲げた活動テーマによって広がる音楽創作の幅 3rdアルバム『白と花束』制作の前日譚

    早見沙織が、5月24日リリースの3rdアルバム『白と花束』より、リード曲「Abyss」を配信リリースした。同曲は作詞・作曲を早見沙織、編曲を渡辺拓也が担当。早見が2021年から掲げる活動テーマ「孤独や生きづらさを感じる人の心に寄り添い、光となる音楽を届ける」を体現する、重厚かつメッセージ性の強い楽曲になっている。 同楽曲のほか、『白と花束』にはTomggg、いよわ、清 竜人、諭吉佳作/menといった多彩なクリエイター/アーティストが制作にした楽曲が並ぶ。2023年1月に行われた約3年ぶりとなる有観客ライブから、『白と花束』の制作に至る日々の振り返り、そして「Abyss」に込められた想いについて語ってもらった。(編集部) (諭吉佳作/menは)「曲の中にすごく自由な精神がある」 早見沙織 ーー2023年は1月2日の『Hayami Saori Special Live 2023 Before

    早見沙織、2021年に掲げた活動テーマによって広がる音楽創作の幅 3rdアルバム『白と花束』制作の前日譚
  • 下北沢ライブハウス店長が観た『ぼっち・ざ・ろっく!』 結束バンドがいる現場のリアル

    2022年10月から12月にかけてTOKYO MXほかで放送されたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』が放送後も引き続き盛り上がりを見せている。根暗でコミュ障なギタリストの高校生・後藤ひとり、通称“ぼっちちゃん”がひょんなことから女子高生4人組のバンド“結束バンド”を組み、ライブハウスのステージに立つなど憧れだった音楽活動を描いていく青春アニメだ。舞台となるのは、数多くのライブハウスが点在し、多くの有名バンドが下積み時代を過ごしてきた東京・下北沢。劇中では、結束バンドのメンバーはライブハウス・STARRY(スターリー)でアルバイトをしながら活動資金を貯めているが、そのライブハウスのモデルは下北沢に実在する下北沢SHELTERとされている。 ネット上では、自らが経験してきた“バンドあるある”と作を重ねて思い出を投稿する人も。実際に、Dragon AshのKj、04 Limited Sazabys

    下北沢ライブハウス店長が観た『ぼっち・ざ・ろっく!』 結束バンドがいる現場のリアル
  • s-ken×甲本ヒロトが語る“70年代の熱狂”「火をつけて、燃えるところを見るまでやめられない」

    1990年代初めからプロデュース業に専念し、100以上に及ぶ作品を世に送り出してきたs-kenが、じつに25年ぶりとなるソロアルバム『Tequila the Ripper』をリリースし、5月26日にはビルボードライブ東京でs-ken & hot bombomsのオリジナルメンバーによるプレミアムなライブを行なう。R&B、ファンク、ラテン、ブガルー、ヒップホップなどのテイストを融合したサウンド、ハードボイルドにしてリリカルな歌の世界。1970年代後半から世界中の音楽シーンを生で体感し、日音楽シーンに大きな刺激を与え続けてきたs-kenは作によって、アーティストとしての特異な才能を改めて見せつけることになりそうだ。 今回は『Tequila the Ripper』のリリースとビルボードライブ東京での公演開催を記念して、s-kenと甲ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)の対談が実現。s-kenがプ

    s-ken×甲本ヒロトが語る“70年代の熱狂”「火をつけて、燃えるところを見るまでやめられない」
  • 第2期fripSide、南條愛乃が駆け抜けた13年間の集大成と託したバトン 涙と笑顔の入り混じったPhase2ラスト公演レポ

    第2期fripSide、南條愛乃が駆け抜けた13年間の集大成と託したバトン 涙と笑顔の入り混じったPhase2ラスト公演レポ fripSide 第2期fripSide最後のツアーとなる『fripSide Phase2 Final Arena Tour 2022 -infinite synthesis: endless voyage-』の最終公演が4月23日、24日にさいたまスーパーアリーナで開催された。このツアーをもって南條愛乃(Vo)がfripSideを卒業することもあり、さいたまスーパーアリーナ2DAYS公演には約13年にわたる“fripSide Phase2”の歴史を総括するようなセットリストが用意されていた。23日のDAY1公演は第2期fripSideはじまりの歌である「only my railgun」からスタートし、その歴史を追うような形でセットリストが進行していった。 南條にと

    第2期fripSide、南條愛乃が駆け抜けた13年間の集大成と託したバトン 涙と笑顔の入り混じったPhase2ラスト公演レポ
  • 香取慎吾、混沌とした時代に“アイドル”をする意義 「止まってしまうと思った時もあった」

    草なぎ剛、稲垣吾郎との新しい地図のほか、俳優・音楽・バラエティ・アート・ファッションと多岐にわたってソロ活動を展開する香取慎吾。芸能デビューしてから30年以上、これまで様々な挑戦を重ねてきた香取だが、活動の中心にあるのはファンの存在とアイドルとしての矜持だ。 香取は、インタビューで「アイドルをやめる理由がない」と語る。“アイドル”という肩書きは、それから受ける恩恵がある一方で「アイドルのイメージを払拭したい」といった発言を見かけることも少なくないが、香取曰く「アイドルほどずるいものはないし、すごく楽しいものはない」という。ジャズミュージックに接近した2ndアルバム『東京SNG』の発売を控える香取に、今アイドルとして活動、発信する意義について話を聞いた(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】 常に変わりたい、変化し続けたい 香取慎吾 ーー『東京SNG』でなぜジャズに接近したのか? とい

    香取慎吾、混沌とした時代に“アイドル”をする意義 「止まってしまうと思った時もあった」
  • 『アイドルマスター シンデレラガールズ』ヒット続く理由 魅力的なアイドルと楽曲の数だけある個性

    アイドルプロデュースゲームアイドルマスター シンデレラガールズ』のイベント「プロデューサーさん感謝祭 in 新木場スタジオコースト」が、6月16日に東京・新木場スタジオコーストで開催された。 日コロムビアよりリリースされた『アイドルマスター シンデレラガールズ』関連CDのオリコン週間ランキングトップ10入り作品が累計100タイトルを突破したことを記念して企画されたイベントには、青木瑠璃子(多田李衣菜役)、桜咲千依(白坂小梅役)、大坪由佳(三村かな子役)、高田憂希(依田芳乃役)、立花理香(小早川紗枝役)、種﨑敦美(五十嵐響子役)、長島光那(上条春菜役)、原紗友里(田未央役)、松嵜麗(諸星きらり役)の計9人のキャストが出演。彼女たちがトークやライブ、DJパフォーマンスなどでプロデューサー(『アイドルマスター』シリーズのファンの呼称)たちに感謝の気持ちを届けると同時に、同作品の音楽の魅力

    『アイドルマスター シンデレラガールズ』ヒット続く理由 魅力的なアイドルと楽曲の数だけある個性
  • 伊藤美来、5年の音楽活動で確立した“自分らしさ” ゼロから試行錯誤で進めた初作曲の苦労も

    伊藤美来が、9thシングル『パスタ』をリリースした。表題曲は伊藤自身が作詞と初めて作曲を手掛けており、アーティストデビュー5周年を迎えたタイミングで新たな一面を見せる作品となった。 アニメ『五等分の花嫁』を筆頭とした声優業でのブレイクはもちろん、音楽活動においてもコンスタントに作品をリリースしてきた伊藤美来。アーティストデビューからの5年を振り返りつつ、音楽から得た成長、そして“作曲”という初めての挑戦への手応えなどを聞いた。【最終ページにサイン入り読者プレゼント&キャンペーン情報あり】 「作曲をする日が来るなんて思ってもみなかった」 ーー伊藤さんは10月12日にアーティストデビュー5周年を迎えたばかり。ここまでアルバム、シングルとかなり濃厚な作品を発表し続けてきましたが、ご人の中で音楽活動に対する手応えや自信は得られましたか? 伊藤美来(以下、伊藤):当にあっという間で、5年も続けて

    伊藤美来、5年の音楽活動で確立した“自分らしさ” ゼロから試行錯誤で進めた初作曲の苦労も
  • 不動のエビ中、AKB48の返り咲き、TikTokブレイクの超とき宣……論客4者が振り返る、2021年のアイドルシーン

    不動のエビ中、AKB48の返り咲き、TikTokブレイクの超とき宣……論客4者が振り返る、2021年のアイドルシーン アイドルが1年間に発表した曲を順位付けして楽しもうという催し『アイドル楽曲大賞』。今年のメジャーアイドル楽曲部門は私立恵比寿中学が「イヤフォン・ライオット」で1位を獲得。これで、エビ中がトップを飾るのは2019年から3年連続の1位となる。もはや『アイドル楽曲大賞』常連組と言えるフィロソフィーのダンスやわーすたのほかにも、超ときめき♡宣伝部、CYNHNといったグループが勢いを見せる中、AKB48、Perfumeの2組が久々にトップ10へと返り咲いてるのが今年の大きな特徴だ。 リアルサウンドでは今回も『アイドル楽曲大賞アフタートーク』と題した座談会を開き、ライターとして企画・編集・選盤した書籍『アイドル楽曲ディスクガイド』を著書に持つイベント主宰のピロスエ氏、コメンテーター登壇

    不動のエビ中、AKB48の返り咲き、TikTokブレイクの超とき宣……論客4者が振り返る、2021年のアイドルシーン
  • 『プリンセスコネクト!Re:Dive』楽曲はなぜ充実? サウンドプロデューサー本田晃弘に聞く

    『プリンセスコネクト!Re:Dive PRICONNE CHARACTER SONG 05』が、9月26日にリリースされた。同作は、スマートフォン向けアニメRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のボーカルCD第5弾。ゲーム内に登場するキャラクターのミミ(CV:日高里菜)、ミソギ(CV:諸星すみれ)、キョウカ(CV:小倉唯)が歌うゲーム挿入歌「リトルアドベンチャー」や、ツムギ(CV:木戸衣吹)が歌う「アマノジャクHEART」のほか、オリジナルドラマが収録されている。 リアルサウンドでは、『METAL GEAR SOLID』シリーズなど多くの作品のゲームミュージックに携わり、Cygamesではサウンドプロデューサーを務める田晃弘氏にインタビュー。Cygames内での役割から、『プリンセスコネクト!Re:Dive』の音楽面での特徴やコンセプト、制作面までじっくりと語ってもらった。(編集部

    『プリンセスコネクト!Re:Dive』楽曲はなぜ充実? サウンドプロデューサー本田晃弘に聞く
  • 伊藤美来が語る、Charaら作家陣との出会いが生んだ成長と変化「制作に深く関われるようになれたのが嬉しい」

    伊藤美来が語る、Charaら作家陣との出会いが生んだ成長と変化「制作に深く関われるようになれたのが嬉しい」 ーー新録で言うと「Born Fighter」も変化、挑戦の曲ですよね。ヘドバンしたくなるようなヘヴィーなロックになってます。 伊藤:私としては珍しいですね。こんなにロックな曲はソロでは歌うのは初めてです。確かに、これも新たな挑戦だったんですけど、「ライブで盛り上がる曲があったらいいね」っていう話をしてる中で生まれてきた曲で。歌詞はとっても強気。芯がしっかりとあって、高い目標があって、自分にちゃんと自信もあって。カッコいい曲になったなって思います。 ーーご自身と近いですか? 伊藤:あんまり近くないです(笑)。憧れがありますね。こういう考え方ができたらいいなって思うので、私の憧れをぶつけてます。でも、きっと、誰しも表立っては言えないけど、心の中でふつふつと燃え上がるものを絶対に持ってるは

    伊藤美来が語る、Charaら作家陣との出会いが生んだ成長と変化「制作に深く関われるようになれたのが嬉しい」
  • 【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察

    稿には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末を含む内容への言及があります。 2007年からシリーズの公開が始まった、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』。その4作目にして、シリーズ最終作となったのが、タイトルを一新した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』だ。TVアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』、旧劇場版を経て、再び出発したシリーズが14年の長期に渡って公開され、前作から8年と数カ月を経て最終作が公開されたというのは、異例づくめといえる出来事だ。このような新シリーズのスケジュールは、庵野秀明監督はじめ作り手側にとっても予想していなかったはずだが、それでも成立してしまうというのは、『エヴァ』全体の熱狂的な人気があってこそだ。製作が長引き延期を重ねながらも、シリーズの興行成績は落ちるどころか、右肩上がりになっていった。 さらに、公開前に発表された「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」という、最終作と

    【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察
  • 松江哲明の『シン・ゴジラ』評:90年代末の“世界認識がグラグラする”映画を思い出した

    『シン・ゴジラ』を観て、まず最初に、僕が90年代末に感じていた“日映画の面白さ”を思い出しました。たとえば、押井守監督の『パトレイバー』や金子修介監督の『平成ガメラ』シリーズ、あるいは三池崇史監督の『DEAD OR ALIVE 犯罪者』とか『漂流街』などがそうだったんですけれど、誰かにおもねることなく、作り手が面白いと思うものを打ち出している感じがしたんですね。80年代は“洋画の時代”で、言ってみれば日映画は若者にとってダサいものだった。人情話や動物モノが多くて、僕も全然かっこいいとは思わなかったんです。でも、90年代に入ると、様々な制約がある中でもすごく面白いものを作る人達が出てきた。観客に媚びることなく、センスで観せる監督が出てきたんです。正直、観客を呼べていたかというと、そうではなかったんだけど。ただ、ここから新しい日映画が生まれるんじゃないか、という機運はあったんです。 とこ

    松江哲明の『シン・ゴジラ』評:90年代末の“世界認識がグラグラする”映画を思い出した
  • 音楽ライブやフェス、3度目の緊急事態宣言で迫られる開催判断 積み重ねてきた感染者ゼロの実績

    2020年は音楽業界及びエンタメ業界にとって冬の時代だった。過去最悪な事態と言っても過言ではない。それぐらいに新型コロナウイルスの影響は直撃していた。 多くのライブが中止や延期になった。公演が開催された場合も密を避けるため、客席の収容人数は最大キャパの50%以下にするよう協力を求められ、ほとんどの公演がそれに従っている。かつて当然に開催されたライブの形が成立しなくなってしまった。 ぴあ総研は、集客エンタメ産業における、新型コロナ禍によるダメージの最新データを公表している(※1)。音楽産業の売上消失額は特に大きい。2020年2月から2021年1月の1年間の市場規模は前年から88%減。演劇や映画など他のエンタメ業界を超える損失割合だ。 特に音楽フェスの市場規模は大打撃を受けている。前年の330億円から97.9%減(323.1億円減)の6.9億円、総動員数も同295万人から96.8%減(285.

    音楽ライブやフェス、3度目の緊急事態宣言で迫られる開催判断 積み重ねてきた感染者ゼロの実績
    kommunity
    kommunity 2021/04/25
    結果的にこれだけ実績積んでも全く評価されないんだね、とやり切れない。今年入って2回ライブに行ったがいずれも感染報告は無い、本当に周りでも聞かないのにどうして
  • 予想大外れ、興収100億に届きそうにない『シン・エヴァ』 反省しつつその理由を分析

    先週末の動員ランキングは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、土日2日間で動員32万9999人、興収5億2801万7500円をあげて、初登場2位の『モンスターハンター』にダブルスコア以上の差をつけて3週連続1位に。前週の週末との興収比では約78%と、新たな来場者プレゼントの効果もあって下げ止まりの傾向も見られ、3月28日までの21日間の累計では動員396万1480人、興収60億7821万1750円を記録している。 さて、『シン・エヴァ』については、第一報として公開日翌日に書いた3週前に「『シン・エヴァ』、緊急事態宣言下ながら興収100億円超え確実のロケットスタート」と冠した予想記事をアップしてしまった以上、そろそろ落とし前をつけなくてはいけない。「興収100億円超え」の可能性はまだわずかに残っているものの、「確実」はやはり言い過ぎだった。さらに、その文中ではこっそり(と言いつつ、しっかり各

    予想大外れ、興収100億に届きそうにない『シン・エヴァ』 反省しつつその理由を分析
    kommunity
    kommunity 2021/04/02
    反省と言いながらカラーの宣伝方法disるのはどうなん?この人いつもこんな書き方だね/超満足だしやってる内に見に行きたいけど、悩んでるうちに終わりそうではある。今はpixivやTwitterの二次創作見るのが面白い
  • 松浦亜弥は、なぜ国民的アイドルに? ネガティブな世の中で生まれた“救世主・あやや”の存在

    劔樹人の自伝的コミックエッセイを、今泉力哉監督、冨永昌敬脚、松坂桃李主演で映画化した『あの頃。』が2021年2月19日より全国公開される。同作は、ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)の所属アイドルたちを追いかけたオタクたちの青春物語。映画化決定のニュースが発表されて以降、映画ファン、アイドルファンの両方の期待が膨らみ、早くから注目を集めている。 特に松浦亜弥役をBEYOOOOONDSの山﨑夢羽がつとめることが発表された際には、Twitterであややの名前がトレンド入り。あややの名曲「♡桃色片想い♡」のミュージックビデオを観て松坂桃李扮する劔樹人が涙を流す予告編の一場面も話題となった。  映画公開が近づくにつれて高まる、松浦亜弥への再評価。そこで今回は、「松浦亜弥は、なぜ国民的スターに?」をテーマに、松浦の魅力についてあらためて考察していきたい。 松浦亜弥の存在はサーチライトだった 松浦

    松浦亜弥は、なぜ国民的アイドルに? ネガティブな世の中で生まれた“救世主・あやや”の存在
  • 『鬼滅の刃』はなぜ「完結」したのか 物語の続け方/終わらせ方を考える

    どうしたら『鬼滅の刃』の連載は続くのか? ジャンプ誌でクライマックスを迎えようとしていた2020年の春頃は、ネット上でそんな妄想やネタがよく繰り広げられていた。 特に比較されやすかったのが、「吸血鬼(鬼)退治」や呼吸法など、多くの共通点の見付かる『ジョジョの奇妙な冒険』の第1~2部だった。確かに「ボスキャラ交代」や「主人公交代」を利用した作品寿命の延長は、『DRAGON BALL』と並んで少年漫画の王道であるようにも思える。 主人公と敵勢力の交代が行われた『ジョジョの奇妙な冒険』5巻 連載中は「鬼舞辻無惨がラスボスで終了」なのかすら読者には判断不可能だったが、結果として2020年5月に最終話が掲載。ジャンプ漫画としては完結するのが早かった……というイメージが独り歩きしがちかもしれないが、ちょうど23巻で大団円を迎えたジャンプ作品なら『封神演義』(96年~)や『ヒカルの碁』(99年~)、『

    『鬼滅の刃』はなぜ「完結」したのか 物語の続け方/終わらせ方を考える
    kommunity
    kommunity 2020/12/06
    こち亀の頃は100巻達成までのお祭り騒ぎ凄かったけど今や他作品であるもんな。長期連載は漫画家も疲弊するだけでなく読者も離れていくし鮮度も落ちる訳だからこの流れが続くと良いね
  • 空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ

    今週ほどこのコラムが書きにくい週はない。全国各シネコンの公開初日の異常なまでのスクリーン割り多さが明らかになった先週半ば以降、ソーシャルメディア→ウェブメディア→テレビという順番で、あらゆるところで話題の中心となっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の爆発的ヒット。今さら数字を上げるのも躊躇われるが一応。10月16日に公開された同作の初日金曜日の動員は91万507人、興収は12億6872万4700円。土日2日間の動員は251万人、興収は33億5400万円。オープニング3日間の動員は342万493人、興収46億2311万7450円。いずれも2位以下を大きく引き離して、歴代1位となる空前の初動成績を打ち立てた。 この数字は、先週末2位に初登場した『夜明けを信じて。』の約25倍。今年公開された『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、『事故物件 恐い間取り』

    空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ
  • 塚原あゆ子が明かす、毎回違う味で作る『MIU404』 テレビドラマの最前線で考えること

    新型コロナウイルスの影響で、次々と撮影が中断した4月ドラマ。7月に入って順次、放送がスタートしたものの、作品を企画した当初とはあまりにも社会が変わってしまった。誰も経験したことのない大きな変化に、エンターテインメントは何ができるのか。 今回、金曜ドラマ『MIU404』(TBS系)で演出を担当している塚原あゆ子に会うことができたのは、7月半ばのこと。『MIU404』の第3話が放送された直後だった。「何とか息をしてる感じ」という彼女が、テレビドラマの最前線で感じている胸の内を明かしてくれた。 わからない日々の中で「張り合い」に ――『MIU404』とても楽しませていただいています。 塚原あゆ子(以下、塚原):ありがとうございます。ドラマを撮り始めたころは、まさかこんな風になるなんて予想していなかったので、何とか息してる感じです。『MIU404』は2話まで撮っていたんですけど、3話を作るときとは

    塚原あゆ子が明かす、毎回違う味で作る『MIU404』 テレビドラマの最前線で考えること