2015年の反省と2016年の希望――。 Number Web版“プロ野球・ゆく年くる年”企画は、全12球団の短期集中コラムシリーズです。年末年始にかけて、全12球団の2015年の振り返りと2016年の夢を、チームへの思い入れたっぷりの筆致でお伝えいたします! 第12回目は中畑清監督からアレックス・ラミレス監督へ変わって再起を図る、横浜DeNAベイスターズです。 夢のような半年間だった。 7月15日。ロペスの打球が巨人・村田修一のグローブの下をすり抜けた瞬間、サヨナラゲームで巨人に3連勝。大逆転で首位が確定した瞬間の球場のボルテージは前回優勝した'98年を上回ると言っても過言ではなかった。 横浜DeNAベイスターズの'15年。'98年以来、17年ぶりとなる1位。 本当に楽しかったなぁ。(前半戦)。 打線の方では3番梶谷、4番筒香、5番ロペスのクリーンナップができあがった。特に今季は筒香が4