2017年4月10日のブックマーク (2件)

  • 忖度は民主主義の断末魔 - シートン俗物記

    森友学園の話題で持ち切りの昨今でしたが、ここで始めて忖度なる言葉を耳にした方も多かったのでは無いでしょうか?翻訳が難しい、という話もありましたが、いわば権力者に対して“阿る(おもねる)”ことであり、別に日だけの専売というわけでもありません。 権力者が権力を濫用するようなところでは、ありふれた事だったりします。 ここが重要なところで、忖度とは権力が濫用される場で現れるものだ、という点が今回の事態のポイントであります。権力者が具体的に口にしなくても、その意を推し図り、(グレーゾーンまたは法に反する)行動を起こす。これはもう、民主主義国家ではなく専制君主制か皇帝独裁制で行われるような出来事です。 安倍政権側は何かにつけ、「森友学園に有利となるような具体的な働きかけは無かった」と強調していますが、具体的な働きかけも無い状態で、あのような恣意的な判断が為されたのだとすれば、むしろその方が問題なわけ

    忖度は民主主義の断末魔 - シートン俗物記
  • 民主主義と財政への誤解 - 経済を良くするって、どうすれば

    政治がだらしないから、日の財政赤字は膨大になった」という話は、よく聞くところだ。一般の方からであれば、「まあ、そういうところもありますかね」と受け流すが、学生がそんなことを研究したいなどと言って来たら、「若さを無為にするようなことはやめなさい」と諫めることになる。こういう学生は、債務=債権という経済の基的な概念も身についていないのは明白で、とてもモノにならないと心配するからだ。 ……… 確かに、日の政府は、膨大な借金を抱える。他方、借金は、貸す者がいないと成立しない。日の場合、これは基的に企業部門である。すると、「政治がだらしないと、企業はカネを貸すようになる」のか。表裏一体の事柄なのに、片面の説明が不自然になるのは、そもそも、説明自体が誤りであることを示している。民主主義の下での大衆迎合が財政赤字を作るというのは、一知半解の見方でしかない。 むろん、ポピュリズムの政治家が外国

    民主主義と財政への誤解 - 経済を良くするって、どうすれば