毎月勤労統計の対象事業所の調査方法を巡り、厚生労働省が二〇一五年九月十四日に有識者検討会の中間整理案の文言を書き換えた経緯について、当時同省の統計情報部長だった姉崎猛氏は二十二日午前の衆院予算委員会に参考人として出席し、当日面会した中江元哉・首相秘書官(当時)から書き換えの提案を受けたことを認めた。 姉崎氏は面会で「(検討会では)コストや手間をかけて『部分入れ替え』にするより『総入れ替え』の方がいいという意見が多かった」と中江氏に報告。「秘書官からは、コストというよりちゃんと実態を把握するような観点から『部分入れ替え』もあるのではないか、というコメントがあった」と説明した。
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