人命救助に貢献したとして、神奈川県鎌倉市教育委員会と鎌倉消防署は12日、市立第一中学校男子バスケットボール部に感謝状を贈った。 発表などによると、5月3日午前10時半頃、部活動中に顧問の男性教諭が突然倒れた。20~30秒たっても意識が戻らなかったため、3年男子生徒(14)らが通行人から電話を借りて119番。他の部員が以前、授業で学んだ胸骨圧迫やAED操作、人工呼吸を交代で行った後、救急隊に引き継いだ。教諭は搬送先の病院で意識を取り戻し、現在は仕事に復帰しているという。 胸骨圧迫をした別の3年男子生徒(14)は「今回のように、大変なことが起きても冷静でいられるようにしたい。助けられて本当に良かった」と話した。岩岡寛人教育長は「教わったことを使いこなしていて素晴らしい」とたたえていた。