「Fantastic Drag」をはじめて聴いた時、俺はさめざめと泣いてしまった。 こんなことは今までいちどもなかったのだが、1曲を1時間くらい繰り返し聴き続けた。 Have a Nice Day!(ハバナイ)の魅力はその奇をてらったところのないまっとうに美しいメロディーと、永遠を約束するようにループされるトラック、そして浅見北斗の書くロマンティックな歌詞にある。 例えば「Blood on the mosh pit」。 ビヨンセの”Put your hands up!"の声がループされる中でキラキラのシンセの音色がこだまする。そこで歌われる歌詞は「I’m dancing フォーエバー 燃える夜に抱かれて、バラ色のウソとキスを重ねる」だ。ここには確実にファンタジーがある。 これは大森靖子が歌う「ノスタルジーに中指立てて、ファンタジーをはじめただけさ」(「音楽を捨てよ、そして音楽へ」)と重なり
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