著: pha 初めて千駄ヶ谷で降りたとき、良いなと思ったのは駅前の空の広さだった。 東京に住んでもう10年になる。東京の生活は楽しいんだけど、地方出身のせいか、どこに行っても高い建物が多くて空が狭くて、どの駅で降りても店も人も多くて、少しだけ窮屈だと思ってしまうところがある。 そんななかでJR千駄ケ谷駅の駅前は、新宿に近いにもかかわらず高い建物や店が少ないし人もあまりいなくて、とてもスカッと広々としているので好きだ。まるで地方の県庁所在地の駅で、何もないほうの出口から出てしまったような感じだ。 そんな風にずっと千駄ヶ谷には良い印象を抱いていて、ときどきふらっと訪れたりしていたので、「SUUMOタウンで一週間どこかの街に住んで記事を書いてみませんか」というオファーが来たとき、「千駄ヶ谷はどうでしょうか」と答えたのだった。 この街で一週間過ごしてみて、見たものや感じたことを書いていきたいと思う
![緑に囲まれた将棋の街、千駄ヶ谷 - 住んだことのない街に、一週間住んでみる -(寄稿:pha) - SUUMOタウン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/63c61b8ecbb9f3b29f730f7923e055ecf80643b1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fb%2Fblog-media%2F20181119%2F20181119221220.jpg)