僕自身「全然+肯定」は使うので辞書調べた。 全然+肯定:全然大丈夫は全然だいじょうぶ - 手記 漱石や芥川の例を出すまでもなく、広辞苑でも大辞林でも誤用とはされていない。つまり「全然+肯定は誤用である」という説自体、正しいとされていない(権威づけされていない)。 なので、上に書いてある日本語の歴史で極最近の何十年間かのことを日本語として正しいと言い、それより以前の日本語を否定できる根拠はどこにあるのだろうか。日本語の乱れを指摘して日本の伝統を守ろうなどと言っている人たちが、実は極最近の乱れた日本語を日本の伝統だと思っていた皮肉である。 あたりの批判は的はずれと言ってよろしかろう。 全然+肯定を「誤用だ」と言っている人は「辞書も引かぬ大馬鹿者」か、あるいは「独自の日本語観を持った異端」かのどちらかになろう。いずれにせよ「正しい正しくない」という範囲の外にいる人、と言って良いのではないかと思う