生徒に生まれつきの髪の色を証明させる「地毛証明書」の提出など、行き過ぎた校則が問題となる中、都道府県の4割が公立高校の校則の見直しを進めていることが、NHKの調査でわかりました。一方で「下着の色の指定」や「地毛証明書」の校則がある学校もまだ多く、校則の見直しはさらに進むとみられます。 学校の校則については、4年前に大阪の府立高校の女子生徒が頭髪指導をめぐって訴えを起こしたことをきっかけに、各地で見直しの機運が高まり、ことし6月には、文部科学省が社会常識や時代に合わせて積極的に見直すよう全国に通知しています。 その結果、教育委員会として、 ▼校則を「見直した」と回答したのは岐阜県や佐賀県など14、 ▼「見直す予定」が5と、 都道府県の4割を占めました。 このほかにも、 ▼「学校単位で見直しの動きがある」と答えたところが26と半数を超え、 全国的に見直しに向けた動きが広がっていることがわかりま