子供のころから自分の部屋があって、温かい家庭で育った奴らには死んでもらいたいと思っている 俺はアパート暮らしだった(今でもアパート暮らし) 家族の一家団欒なんてものはなし ドラマで出てくるようなテーブルなんてなくてちゃぶ台だった ベッドなんてなくて布団を敷いていた 学習机すら家にはなく、レターケースが俺の机だった 電子レンジなんて自宅になかったし、長年、黄色いダイヤル式の電話だった コップは親父が飲んだ蓋つきの丸い瓶がコップだった エアコンは当然なし、ストーブは一応あったが、火を毎回調節する手間があって大変だった おまけに毎回煙がでてきて咳をゲホゲホだしていた 服なんて同じような服を着ていたし、靴も靴下もそんなもんだった 修学旅行もいけなかった 自転車は買って貰えたが、てめーで乗る練習しろと投げ出されただけ サッカーボールもバットもグローブも無かった たまたま使わなくなったファミコンを譲り