小谷野先生がまた刺激的な言葉を使って書いていた。(その前日の歌も新婚家庭を垣間見た気がして面白かった。)刺激的な言葉「三流大学の大学院」ではあるが、大学院など(とくに文系)いい加減に増やすな、という提言は至極もっともと考える。 人口の減った日本で今、大学を卒業する者、修士を修了する者、博士の学位を取得する者の当該年代層に占める割合はどのようなものであるのか、よくはわからないが、年々高くなっているであろうことは想像に難くない。諸外国でも、またこのアメリカでも、割合が増えている傾向は、日本と変わりがないであろう。 しかし、日本は極端らしい。本来、ろくに指導する教官もいそうにない大学で(国公立も私立も)博士課程を遅れてならじと創設し、しかも文部科学省の御墨付きで学位の正式英語名を Doctor of Philosophy (Ph.D.) としているそうだ。以前に検索したところ、そういった大学には