原子力規制委員会は21日、国内にある原子炉の運転状況を監視する「緊急時対策支援システム」(ERSS)に不具合が発生し、1時間にわたり停止したと発表した。 発表によると、同日午前8時25分ごろ、ERSSを管理する原子力安全基盤機構の職員が、原発からのデータが受信されていないことに気づいた。同9時40分に装置を再起動して復旧させた。同機構が詳しい原因を調べている。 ERSSは、国内の全原発から原子炉内の温度や圧力、放射線量などのデータを収集。事故の発生時には、このデータをもとに放射性物質の拡散予測を行う。