単一通貨ユーロを導入しているユーロ圏17か国の先月の失業率は12.2%と、ユーロ導入以来最悪となりました。 EU=ヨーロッパ連合の統計局が31日発表したところによりますと、ユーロ圏17か国のことし9月の失業率は12.2%でした。 EUは8月の失業率について、12.0%から12.2%に修正したことから、9月の失業率は前の月に続いて1999年のユーロ導入以来最悪となりました。 国別では、スペインが26.6%と最も高く、次いでキプロスが17.1%、ポルトガルが16.3%などとなっています。 また、ギリシャは先月の統計を発表しておらず、最新の統計ではことし7月の時点で27.6%となっており、EUなどから支援を受けながら緊縮策を続ける国々を中心に厳しい雇用情勢が続いています。