KDDI(au)は22日、今月上旬の大規模な通信障害で音声通話が24時間以上できなかった時間帯があったとして、契約に基づき数百万人に補償する方針を明らかにした。データ通信ができない契約の携帯電話の利用者が中心で、高齢者が多いとみられる。対象外となる利用者にも「おわび」などの名目で何らかの支払いをするかどうか検討し、29日の決算発表記者会見に合わせて公表する。 障害の原因や再発防止策を盛り込んだ事故報告書を、28日にも総務省に提出する考えも示した。 KDDIは、「約款」で、24時間以上連続して利用不能になった場合は料金を払わなくてよいと明記している。