13日午前9時半ごろ、長野県の中央アルプス・木曽駒ケ岳(標高2956メートル)の正沢川で、沢登りをしていた奈良市西千代ケ丘、会社役員、松尾直之助さん(68)が足を滑らせて転倒し、約20メートル流された。同行の仲間が110番し、松尾さんは県警ヘリで松本市の病院に搬送されたが、肺水腫で死亡した。 県警木曽署によると、現場は川幅約5メートル、水深約90センチ。松尾さんは流された際、川底の岩に足が挟まって水中にあおむけに倒れ、水圧で起き上がれない状態になっておぼれたという。松尾さんらは計4人で12日に入山し、15日に下山予定だった。【渡辺諒】
14日午前9時ごろ、長野県白馬村の北アルプス唐松岳(2696メートル)で、愛知県弥富市鯏浦町、高校教諭、桐山恵美子さん(29)が登山道から約100メートル滑落した。 長野県警によると、県警救助隊員が駆け付けたが、桐山さんには意識や呼吸がない。天候の回復を待って15日にヘリコプターで搬送する。 大町署によると、桐山さんは2人で入山。14日朝、唐松岳の頂上付近にある山小屋を出発し、尾根伝いに北の白馬岳を目指していた。登山計画書は出していなかった。
埼玉県秩父市の山中で、遭難救助中の県防災ヘリコプターが墜落し、パイロットなど5人が死亡した。沢登りをしていた登山パーティーのメンバーが滝つぼに滑落し、救助を行うとする矢先の出来事だった。今回のケースに限らず、09年には北海道のトムラウシ山で8人が死亡するなど、山での遭難事故が後を絶たない。中には、自分の意思で登山したにもかかわらず、安易に救助要請を行うケースもある。こんな状況に、ヘリでの救助を有料化しようと検討した自治体もある。 ヘリ1機の維持費年間1億円以上 ここ数年では、登山をする人は減少気味にもかかわらず、事故は増加傾向だ。 日本生産性本部の「レジャー白書」によると、00年には930万人だった登山人口は08年には590万人と減少傾向だ。 一方、警察庁の統計によると、09年の山岳遭難発生件数は1676件で遭難者数は2085件。そのうち死者・行方不明者数は317人で、いずれも1961年以
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