10日午後3時55分ごろ、滋賀県竜王町綾戸で「パラグライダーが送電線に引っかかり、男性が宙づりになっている」と通行人から110番通報があった。県警によると、送電線の鉄塔から延びた線にパラグライダーがひっかかり、地上約30メートルの高さで男性が宙づりになっており、3時間余り後に救出された。 近江八幡署によると、パラグライダーはエンジン付きのプロペラを背負って飛ぶ「モーターパラグライダー」。関西電力が午後6時20分ごろに付近の送電を止め、東近江消防本部の署員がはしご車を使ってパラグライダーを取り外し、午後7時18分に男性を救助した。けがはなかった。雷を避けるための線で、電気は流れていなかった。 消防本部によると、男性は午後3時30分ごろ、現場から約2キロ南東の竜王町山之上の田んぼ付近から離陸し、約6キロ北東の滋賀県東近江市の上空を飛んで、戻るところだったという。
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