ファミリーレストランの「和食さと」などを展開する大手外食チェーンが、大阪府内の複数の店舗で従業員に違法な長時間労働をさせていたとして、大阪労働局は法人としての運営会社と幹部社員らを労働基準法違反の疑いで、29日、書類送検しました。 「サトレストランシステムズ」は国内外で合わせて420余りの店舗を運営し、パートやアルバイトを含めると1万人余りが働いていて、労働局はこれまでも複数の店舗に労務管理を改めるよう指導してきましたが改善が見られないとして、去年12月に強制捜査に踏み切り実態の把握を進めていました。なかには過労死の認定の目安とされる1か月に100時間を超える残業をさせられていた従業員もいたということで、大阪労働局は労務管理を適正に行うよう引き続き、監督にあたることにしています。