芸能人が大声でまくし立て、視聴者の笑いを取る。面白いけど、その場限り−。こんなイメージがあったテレビのバラエティー番組が変わりつつある。秋の番組改編では、知恵や知識などを織り込んだお役立ち系バラエティー番組が続々登場。放送倫理を問う声が高まる昨今、毒を薄めた内容にシフトしてきているようだ。 TBS系「時短生活ガイドSHOW」(水曜夜)は、生活の時間短縮に役立つ技を紹介する番組。初回放送ではお笑い芸人の品川祐が、揚げずにトースターで焼いて作る春巻きなど中華料理5品を意外なテクニックでわずか18分で作ってみせた。「ネットでさまざまな情報が入る時代だが、視聴者の目を離させないつもり」と河本恭平プロデューサーは自信を見せる。 14日スタートのテレビ朝日系「天才をつくる!ガリレオ脳研」(土曜夜)は脳の活性化を図る。脳科学者らと開発した言葉や数字などのゲームに、出演者が挑戦するという趣向だ。またテレビ