先日、朝日新聞が全日制都立高校の約6割で、入学時に「地毛証明書」を提出させていることを報じ、話題を呼びました。 髪の毛を染めたりパーマをかけているのか、生まれつきなのかを見分けるため、「疑わしい」生徒に証明書を提出させ、一部では証拠として幼児期の写真を併せて提出させる例もあるとのこと。 昭和の時代は終わり、現在の元号も近い将来新しいものになろうとしています。そんな時代に「地毛証明書」とは……。学校によっては「頭髪についての申請書」と言うこともあるそうですが、名前はどうであれ、なんとも時代錯誤だと言わざるをえません。目的は「勘違いによる指導」を防ぐため、とのこと。ただ、この規則そのものが大きな勘違いに基づくものではないのか、と私は思います。 「黒髪・直毛」以外はヘンと言っているのと同じ まず、自分の体の一部である頭髪について「申請する」という考え方自体が容姿差別にあたります。 生まれつき髪の
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