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2010年9月8日のブックマーク (6件)

  • 私を非難しないで - 傘をひらいて、空を

    うん別れた、たぶん。彼女はそう言い、たぶん、と私は訊きかえす。彼女はうなずく。私は考えながら質問する。 私のささやかな経験によれば、別れっていうのはそういう曖昧なものではなくって、いわゆる別れ話をして荷物をまとめて、持っていたら合い鍵を置いて、一緒に撮った写真を眺めて涙する、みたいな、そういう明瞭なものではないの。 それどっちかっていうと離婚じゃない、と彼女は訊く。私は少しはずかしくなって、結婚の経験はないよとこたえる。彼女はなぜだか数秒のあいだ笑って、あなたと私では彼氏の定義がちがうんじゃないかなと言う。私、彼の家に行ったことない。写真も持ってない。彼は私を撮ってたけど。別れ話っていうのもよくわからない。どっちかが別れる気になったらそれでおしまいなのに、何を話すの。 私は衝撃を受けて少しのあいだ口を利けないでいた。ひとつずつ質問しよう、と思う。まずおうちについて。どちらかの家によく行くの

    私を非難しないで - 傘をひらいて、空を
  • 地蔵とよだれかけ - Living, Loving, Thinking, Again

    或る人から何故地蔵菩薩は赤いよだれかけをかけているのかと聞かれた。勿論子どもの供養のためということなのだが、浅く調べてみた。 何故よだれかけなのか。新潟県津南町の『広報つなん』(2001年12月号)に載った「お地蔵さまの「よだれかけ」」という記事。土地の老婆から聞いた話; 地蔵菩薩は、常に黄泉の国を歩いておられます。三途の川にも必ず立ち寄られます。母親はこの地蔵尊に万事を託すのです。地蔵菩薩は母親の願いを何でもこころよく引き受けてくださると信じて。 しかし、地蔵菩薩が「あなたは一度も三途の川に行ったことはないでしょう。そこには大勢の子どもたちが遊んでいます。あなたのお子が、ほかの子どもと区別のできる特徴があれば教えてください」と問われました。母親は、愛しいわが子のことですから見分け方をくわしく話します。顔かたちや体の特徴や大きさ、ほくろの位置と傷跡までくわしく話しました。聞き終わって、地蔵

    地蔵とよだれかけ - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「神的暴力」について - shinichiroinaba's blog

    たしかレヴィナスが「形而上学に倫理学が先行する」という趣旨の発言を何度かしていたと思うが、それはあまり正確ではない、あるいは今日風の言い回しとは違う、という気がしている。あえて言うならばそれは「形而上学と倫理学に神学が先行する」とでも言うべきなのではないか。もちろんここでいう「神学」とはキリスト教など特定宗教の教義学というわけではなく、今日風の学問区分なら哲学の中のそのまた形而上学ということになるのだろうけれど。 形而上学、この文脈では「存在論」と言い換えた方がよいのだろうけれど、レヴィナスが『全体性と無限』などで「形而上学(よく知られているように「全体性」はこちらに対応する)は倫理学(「無限」はこちらに対応する)に先立たれている」と主張することの含意は、いくつかの解釈を許容するだろうが、それ自体そうわかりにくくも突飛でもない。少し飛躍するがたとえば今日の宇宙論における「人間原理」をめぐる

    「神的暴力」について - shinichiroinaba's blog
  • アフガンで拘束されていた常岡さんはどうやってツイッターに書き込んだのか? | kokumai.jpツイッター総研

    アフガニスタンで武装勢力に約5ヶ月間も拘束されたのち解放されて帰国した、フリージャーナリストの常岡浩介(つねおか こうすけ)さん @shamilsh の記者会見が、9月7日に日外国特派員協会で行われました。 その様子を記者会見に参加されたフリーライターの畠山理仁(はたけやま みちよし)さん @hatakezo がUSTREAMで中継してくださったため、リアルタイムに見ることができました。 その記者会見の内容から、特に興味深かった、「まだ拘束中だったはずなのに、なぜツイッターで発言できたのか?」という質問および常岡さんの回答をまとめます。 続きを読む前に応援クリックお願いします!

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  • ひょっとして今ってバブルなんじゃないかなー。

    酒も入ってるしダラっと書くんだけど。 現在ってもしかして、日最後の好景気なんじゃないかって気がしてならない。 っていうのも、国債と円の話。 だっておかしいやん。今の状態の国債が永続するってことはつまりアレだ。 それつまり、国債のみで国家運営できるってことじゃないですか。夢の無税国家じゃないですか。 そんなんムリに決まってるわけで、どっかで落ちるわけですよ。 円とか高過ぎるじゃないですか。 これって国内の要因で上がってるわけでなく、外的要因でこーなってるわけで。 国債だってそれなりの格付けを維持してるでしょ。おかしいっすよこれ。 比較的早いタイミングで円+国債のダブル暴落が来るんじゃないかなーって。 そんとき、この世代は「バブル時代」って呼ばれる気がするんですよねぇ。 で、長期的にはみんな死ぬんで 「長期的に見れば」って言葉は無意味なんですけど。 つまるところ、やっぱ海外に出て生きてかなき

    ひょっとして今ってバブルなんじゃないかなー。