3月18日、長期化しているみずほ銀行のシステムトラブルが、決済システム全体に影響を及ぼしかねないとの懸念が浮上し始めた。都内の同行ATM。2月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 18日 ロイター ] 長期化しているみずほ銀行のシステムトラブルが、決済システム全体に影響を及ぼしかねないとの懸念が浮上し始めた。システムトラブル4日目の18日になっても解消のメドは立っておらず、安全策を取る企業が資金決済を他行に移せば、他行のシステム負荷が増すことになり、決済システムが不安定になりかねないからだ。 <震災プラス年度末で、最悪のタイミング> 「今回のシステムトラブルは最悪のタイミングだ」――。金融庁のある幹部は、こう漏らす。東日本大震災の非常時に加え、年度末と月末が重なっており、1年の中で最も資金決済が集中する時期だからだ。「被災した金融機関のシステムさえ稼働しているのに