時系列とはややずれますが、2014年3月16日の毎日新聞に載った書評記事を紹介。ほんとは全部紹介したいぐらいも白い書評なのですが… ネットで読むときはサイトに登録必要 http://mainichi.jp/shimen/news/20140316ddm015070042000c.html 今週の本棚:磯田道史・評 『長篠合戦と武田勝頼 敗者の日本史 9』=平山優・著 毎日新聞 2014年03月16日 東京朝刊 (吉川弘文館・2730円) ◇戦国画期の通説をくつがえす歴史家の挑戦 本書は、戦国末期の日本史研究について、重要な問題をいくつも提起する書物である。1575年の長篠合戦は…(略)織田軍は鉄砲三千挺を交代々々「三段撃ち」し、圧倒的火力で武田軍の騎馬隊を破った、というのが「通説」だった。 ところが、近年、在野の研究者もまじえて、これに疑義を唱える研究が多数出て、大方、支持を得ていた。 (