<net watch> <マジ卍(まんじ)!>。寺を示す地図記号で古くヒンズー教や仏教でめでたいしるしとされてきた「卍」が今、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で若い世代、特に女子高校生により昨年後半から頻繁に使われている。昨年末には三省堂辞書の編集委員らが選ぶ「今年の新語」の候補にもなった。ところが流行の起こりは不明で、意味すらよく分からず、専門家たちは頭を抱えている。【大村健一】 「卍」は<このごろ卍だわ>などと単独でも使われるが、語呂の良さから「マジ」と相性がよい。ツイッター社日本法人によると「マジ卍」の使用頻度は昨年夏まで日に数件だが、秋以降は100件以上の日も。インスタグラムでも「#卍」は累計約15万件に上る。