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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto (12)

  • 2011-12-18 - ぼんやり上手

    40代になっても50代になっても、20代の見た目のまま美しくいたい! 50代になっても60代になっても10代や20代の女の子とつきあいたい! こういう願望を世間は馬鹿馬鹿しいと思うのか、それとも率直で自然なものだと思うのか。20年前は「年甲斐もない」と笑われたのかもしれないけど、今はどうだろう? 20代にしか見えない40代の女性が「奇跡」ともてはやされて、歳相応の変化は「劣化」と言われてしまう。親子ほどの歳の差の結婚がメディアを賑わしている。この調子でいくと、10年後、20年後は? のっけからにべもない話をしてしまったけれども、ミシェル・ウエルベックの『ある島の可能性』を読むと、こういう身も蓋もない願望をくだらないと笑えたらどんなにいいか、そんな風に思って暗い気持ちになってしまいます。しかし暗い気持ちになりながら、おもしろくてしょうがない!と興奮して、ページを繰る手が止まらなかったでもあ

    2011-12-18 - ぼんやり上手
    kousyou
    kousyou 2011/12/18
    この小説ずーっと読みたいと思いつつ読めてなかった。やはり面白そう。"欲望をあおるだけあおってそれを実現できない人たちを鬱状態にさせる社会"
  • 預言者パウルの半生の数場面 - 2010-07-08 - ぼんやり上手

    1.パウルの誕生と青年時代 小生の父となるタコは老獪で恐れを知らず、母となるタコは優美で美しかった。 諸兄は、タコの交尾というものをご存知であろうか。なんでも脊椎世界には「くんずほぐれつ」という言葉があると聞くが、たった4ぽっちの手足しか持たない脊椎動物からそのような言葉が生まれるということ、そこに小生はいささか哀しみのようなものを覚えずにはいられない。 小生の父にあたるタコと、母にあたるタコは海底で出逢うとすぐさま、8、8、計16の足を絡め、ちょうちょう結び、いかり結び、あやとりの東京タワーなどを即興で作り上げながら、性の営みに情熱の限りをつくした。まさに「くんずほぐれつ」である。その記憶はいまも海に漂っており、ふとした海水の流れから当時の彼らの熱狂をうかがい知ることができる。 母にあたるタコが産卵し、小生の人生の出発点となったのは、原発の排水によってあたためられた海であった。

    預言者パウルの半生の数場面 - 2010-07-08 - ぼんやり上手
    kousyou
    kousyou 2010/07/09
    圧倒的すぎる・・・川上弘美にタコの話あったなとふと思い出した
  • 私家版・ぼんやりの時間 - 2010-06-03 - ぼんやり上手

    岩波新書から『ぼんやりの時間』というが出ていると聞きました。親近感のわくタイトルなので、読んでみたいと思っています。 でも「ぼんやりの時間」って、そもそもどんな時間なのでしょうね。おそらく以下のような時間なのではないかと私は考えました。 『私家版・ぼんやりの時間』 ぼんやりの朝は早い。意外と早い。 ぼんやり(以下BY)は朝の五時半にはぱちりと目が覚めて、ひとりでに自分の部屋から起き出してくる。起き出して何をしているのかというと、リビングのテレビでぼんやりと、早朝から再放送している『一休さん』を見るのだった。ぼんやりするためなら早起きも辞さない、それがBYだ。『一休さん』を観るBYは(桔梗屋の弥生さんと新右衛門さんが出てくる回はたのしいな)と思った。 早起きしているにもかかわらず、BYはいつも遅刻ぎりぎりに登校する。自分でも不思議だった。 歴史の授業は遣唐使のところだった。けれどもBYは授

  • ぼんやり上手--■[ぼんやり童話]勝間和代十夜

    第六夜 「森へ行ってはいけませんよ。森にはカツマカズヨが出ますからね」と、母が言う。自分はもう大きいので、カツマカズヨなんて少しも怖くないが、黙って聞いている。「お父さまが無事お戻りになるまでに、何かあったら困りますからね」母はそう付け加えた。 窓からは遠くに森が見える。今日のような冷え切った日の晩、森の方からときおり「ウィン…ウィン…」と不気味な音が響いてくる。村の人間に言わせれば、それは森の奥深くでカツマカズヨが啼いているからなのである。けれども、カツマカズヨの姿を見た者はまだ誰もいなかった。 月に一度、伯父が訪ねてくる。今日がその日だった。 女子供だけで家を守るのは大変でしょう、あなたはよくやってくれていますよ。伯父はそう母に声を掛け、ミカンや米などが入ったダンボール箱を玄関先に置く。自分にはきまって五百円の小遣いをくれる。 「伯父さまにお小遣いをいただいてよかったわね。それで遊んで

  • 勝間和代十夜 第一夜 - ぼんやり上手

    第一夜 こんな勝間和代を見た。 散髪に行った帰り道、自分の前を勝間和代によく似た女が歩いている。 こんな夕時の田舎町に勝間和代とは珍しい。自分は勝間和代には関心があるほうだったので、思い切って声をかけた。 「ちょいとお尋ねしますが、あなた、勝間さんじゃありませんか」 振り向いた女は、ほほほ、と笑うだけで、質問に答えようとしない。けれどもその笑い顔がいかにも勝間和代にそっくりだったので、やっぱりそうだ、これは勝間和代だ、黙っていたって自分にはわかるぞ、と思った。方向も同じだったので、自然と女と一緒に歩くような形になった。 しばらくは得意な気分で女の横を歩いていたが、そのうち、だんだんとじれったい気持ちになってきた。 「あなた、あれやってくださいよ、あれ。当の勝間さんならご存知でしょう」 それを聞くと女は立ち止まり、にっこりと笑って言った。ようござんす、ただし決まりがあります。わたしがそれを

    kousyou
    kousyou 2009/06/15
    第十夜が怖そうです・・・/幾万匹か数え切れぬ和代が、群をなして一直線に、この絶壁の上に立っている庄太郎を目懸けて鼻を鳴らしてくる。とか
  • 『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 - ぼんやり上手

    『殴りあう貴族たち 平安朝裏源氏物語』を読みました。*1 雅やかなイメージの平安貴族。その実態がいかに暴力にまみれていたかを、賢人右府と呼ばれた藤原実資さんという人の日記に基づいて検証しています。 テーマがテーマだけに、目次には「従者を殴り殺す」「強姦に手を貸す」「天皇、宮中にて女房に殴られる」、「法皇の皇女、路上に死骸を晒す」等々、暴力的で陰惨すぎる見出しが…。 凶悪度で目立っているのが、権勢を誇った藤原道長の一門の人々。 気に入らない役人を拉致ってよってたかってボコボコにしたりとか、牛車に雨あられのように投石したりとか、そんなのばっかり。苦労知らずのおぼっちゃんの代になると、わがままが抑えられなくて子どもっぽいから凶悪度は二割増し! 宮中生まれ宮中育ち、悪そうなヤツはだいたい友達…(だから強姦にも手を貸す!)。 貴族だけでなくて、それに仕える従者の暴れん坊ぶりというのもひどくて、これを

    『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 - ぼんやり上手
    kousyou
    kousyou 2009/01/30
    "宮中生まれ宮中育ち、悪そうなヤツはだいたい友達"ワロス
  • 2008-10-09 - ぼんやり上手

    音もなくビルが現れたときには驚いた。 二度目のテレビ討論会が終わったその日、部屋には誰も通さないようにと言いつけて、バラクはひとりプライベートルームに篭っていた。 椅子に腰掛け、眉間を指で揉む。さすがに疲労が溜まっているのがわかった。初回と同じように、今回の討論会もまあまあの成功を収めたといえる。声を張るごとに陶酔を深める聴衆の熱気。張り付いたような笑顔に押し殺された、マケインの苦々しげな表情。 けれども課題は山積みだった。底の見えない株価の下落。恐慌の予感。早くから予想はしていたが、まさかこんなにすぐに現政権のツケがまわってくるとは。一見、状況はバラクにプラスをもたらしているように思えたが、これだって明日にはどんな風向きになるかわからず、予断を許さなかった。 くそ、せめて選挙の後だったら―― 「大成功の討論会の後にしちゃ、しけた顔だな」 顔を上げるとドアの前にビルがいた。極太のコイーバ

    2008-10-09 - ぼんやり上手
  • 2008-07-07 - ぼんやり上手

    ケータイ小説文化的背景を探るという変化球ケータイ小説。レディース雑誌「ティーンズロード」や浜崎あゆみ、郊外のショッピングモール文化といった一見脈絡のないものを結びケータイ小説を読み解く大胆な見取り図を提示しています。 今までまったく小説や物語に触れたことのないような人が書いたケータイ小説というのは、どうやって生まれて、どういう風に受け取られてるのか。物語を語りたい/聞きたいというのは、人間の自然な欲求だけれど、ケータイ小説はそれを既存の小説とはまったく違ったコードでやっている。それはどんなコードなのか。こういったことがこのでぐいぐい解き明かされていくのがとてもスリリングでした。 読んでいて一番驚いたのが、189ページのケータイ小説の精神分析的解釈。 要約すると、「ケータイ小説というのは、自分を抑圧するDV彼氏を、不治の病や不慮の死という形で殺す物語」ということですが、この解釈にはナ

    2008-07-07 - ぼんやり上手
  • ぼんやり先生のにっぽん探訪 第一回「日本社会の周縁性について」 - ぼんやり上手

  • http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20080520

  • http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20080111

  • わたしの自由研究(黒人男性早覚えうろ覚え) - ぼんやり上手

    kousyou
    kousyou 2008/01/09
    マッチョ奴隷キャラのジャイモン・フンスーとリベリオンで顔ズル剥けのテイ・ディグスがいません!
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