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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/mellowmymind (3)

  • 感情を加工するということ - Mellow My Mind

    感情を加工するくせがついてしまうとどんどんさびしくなっていくので気をつけようの巻。その最たる例が「死にたい」だと思う。シリアスかつカジュアルに「死にたい」と口にする人は、でも、「死ぬのちょーたのしみーッ! 死にたくて死にたくてたまんない! どうやって死のうか迷っちゃうなー! あー早く死にたい!」という感じにはあんまりならない。だいたいの場合「死にたい」は皮をはいでいくと「もっと楽しく生きたい」「もっと充実感をもって生きたい」になる。「もっと楽しく生きたい」→ だけどそれは自分には無理ぽい → だったら「死にたい」、そういうことだと思うんだけど、これが感情の加工です。出だしから「死にたい」だったら「死ぬのちょーたのしみーッ!」ってなるはずなんだよね。そうならないってのは、欲望と直結してないってことで、それはつまり加工された感情ってことです。「死にたい」という人には加工のプロセスが当たり前すぎ

  • 「プチ哲学」と「結果と過程」と「奪わない」ということ - Mellow My Mind

    いまは亡きオリーブで、佐藤雅彦さんの「プチ哲学」という連載がありました。見開きの2ページに、ちょっとだけ考えさせられるテーマと、そのテーマにあわせたかわいらしいイラストやマンガと解説の文章が載っていて、毎回とてもわかりやすくものの見方を教えてくれていました。のちに単行化して、文庫化もしたので、けっこう有名だと思います。その中にいまでもたびたび思い出すマンガがあります。杖を持った神様と、神様にお願いをしているカエルがいる。カエル「あこがれのケロ子ちゃんと一生を添い遂げたいのです。」神様 「よし、叶えてやろう。」    トン(杖をつく)カエル モクモク(煙に包まれる)年老いて腰の曲がったカエルとケロ子ちゃんの姿。カエル「そうじゃなくって…」杖を持った神様と、神様にお願いをしている子ざるがいる。子ざる「一度でいいからバナナをおなかいっぱいべてみたいのです。」神様 「よし叶えてやる。」    

  • Mellow My Mind - 「『あまえる』ということについて」を読んで

    「人はさびしいとおかしくなるネ」「人は自己欺瞞をかかえているとおかしくなるネ」「てゆか人がおかしくなる状況ってほとんどこの2つの複合技だよネ」なんてことを30年以上ぼんやり生きてきてなんとなく理解するに至りまして、さてそれでは自分のおかしいところをどうやってほどいていったらいいんだべ、とか思ったりしてるわけですが、たまたま手に取ったこのの一番最後に載っていた文章を読んでたいへんな衝撃をうけました。日語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語)作者: 赤木かん子出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2002/05メディア: 単行このシリーズは、赤木かん子さんがテーマに合わせて、古今東西の名文家によって描かれたいろいろな短編を選んでまとめたものです*1。わたしが最も衝撃を受けたのは、「『あまえる』ということについて」という、筆者が幼い頃の思い出を重ねて宮

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