福岡県内の居酒屋のメニューでよく見かける「ごまさば」。春に福岡に赴任して、どんな料理だろうと注文したら、運ばれてきたのは何と、生のサバ。記者が育った東京では生で食べる習慣はないうえに、「生サバを食べるとあたる」と聞いていた。なぜ福岡の人は平気なのか。 福岡市博多区博多駅前3丁目の飲食店「はじめの一歩」。たれにつけたサバの刺し身に、刻みネギやすりごまをふりかけた「ごまさば」は店の人気メニューだ。生サバ特有のコリコリした食感がたまらない。 福岡の人には常識かもしれないが、ごまさばの「ごま」は、すりごまのこと。てっきり、サバの種類の一つ「ゴマサバ」のことだと思っていたが、多くの店で使われているのはマサバという。その理由について、店の田中孝子さん(54)は「身が締まって脂が乗っているから」と話す。 では、なぜ関東などでは危ないとされているのか。関東近郊の海でもサバは水揚げされ、鮮度にそう違いがある
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