ハルク・ホーガンがまさかのヒール転向、ナッシュ&ホールとの緊急合体で新派閥nWoを結成。WWE対WCWの月曜TV戦争が新局面を迎えた(写真はWCWオフィシャル・パブリシティー・フォトより) それはまさに“青天のへきれき”といっていい大事件だった。WWE対WCW(ワールド・チャンピオンシップ・レスリング)の2大メジャー団体の闘いは、ハルク・ホーガンのまさかのヒール転向――物が飛び交い、観客の怒号が渦巻くリング――で大きなターニングポイントを迎えた。 WCWの7.7PPV“バッシュ・アット・ザ・ビーチ”(1996年7月7日=フロリダ州デイトナビーチ、ジ・オーシャン・センター=観衆8300人)のテーマは、“WWEからの刺客”ジ・アウトサイダーズことケビン・ナッシュ&スコット・ホールの同団体でのデビュー戦だった。 ナッシュは“元ディーゼル”で、ホールは“元レーザー・ラモン”。WWEが版権・著作権・