Published 2023/08/31 09:54 (JST) Updated 2023/08/31 14:35 (JST) 日本最高峰・富士山(3776メートル)の登山に臨んだ90歳の冒険家三浦雄一郎さんが登山最終日の31日午前7時20分ごろ、山頂に到達した。不自由な脚をカバーする山岳用車いすを家族や仲間らがサポート。前日には名誉校長を務めるクラーク記念国際高登山部の生徒らも合流し、新たな足跡を刻む瞬間を見守った。 富士山には例年多くの登山客が訪れるが、90歳以上の山頂到達は少ない。三浦さんは晴れて冷たい風が時折吹き付ける中、行程を支えた家族や仲間に「おかげさまで長いこと念願だった山頂にたどり着けた。最高です」とうれしそうに話した。 三浦さんはこの日、静岡県側富士宮ルート9合目の山小屋(3460メートル)から山頂に向かった。東の空からオレンジ色の朝日が昇るのを見つめてから、午前5時15