「日本人は東京空襲の被害者になる以前、重慶大爆撃の加害者だった」と語る前田哲男さん=千代田区九段南1の九段生涯学習館で 日中戦争中に旧日本軍が中国・重慶市と周辺を標的に行った無差別爆撃をテーマにした写真展「重慶大爆撃を知っていますか−国際法違反の無差別爆撃を問う−」が29日、千代田区九段南1の九段生涯学習館で始まった。9月2日までで無料。 主催する市民団体「重慶大爆撃の被害者と連帯する会・東京」によると、旧日本軍は1938〜44年、当時の蒋介石政権が臨時に首都を移していた重慶を狙って200回以上の爆撃を繰り返し、多数の一般市民が犠牲になった。被害を受けた中国人遺族ら計198人…