で、実際に駅の外に出てみると、森の中というよりは何の変哲もないよくある新興住宅地。駅前には大きな東急ストアが鎮座し、駅そのものも商業施設と一体化している。行き交う人は学生風のカップルから親子連れ、おじいちゃんまで実にさまざま。もちろん公園やら神社やらと緑も豊かな街だけど、“林の間”とはとてもじゃないがいい難い。 林じゃないが、公園はある ただ、乗り換え路線にもなっている小田急江ノ島線の駅方面に行くと、少し雰囲気が変わってくる。昔ながらの小さな商店街が広がり、駅の隣には踏切も。地下駅の田園都市線とはちょっと違ったザ・私鉄沿線な雰囲気が漂う。 「小田急の線路を挟んだ西側と、東急のある東側ではちょっと雰囲気が違うよね。もともとこのあたりは小田急さんがつくった町だから、そういう意味で違いがあるのかね」 こう話してくれたのは、地元の商店のおかあさん。では、この中央林間駅、いったいどんな歴史があるのだ
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