クマという生き物がいる。毎年なにかと話題になる生き物だ。本州にはツキノワグマが生息し、北海道にはヒグマが潜んでいる。人間とクマが戦うと、よっぽどのことがない限り、クマが勝つ。 動物園でもクマは見ることができるけれど、ぜひ野生のクマを見てみたい。やはり自然界にいるクマを見たら、恐怖と驚きがあるはずなのだ。ということで、探しに行くことにした。
![北海道で野生のクマを目撃する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/55df7c3a6efa97e0073bfd82ae1463e427258619/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdailyportalz.jp%2Fapplication%2Ffiles%2F7116%2F1123%2F0942%2Fb__2016_10_28_a_img_pc_top.jpg)
世界遺産知床半島の付け根、羅臼町には地元有志が管理する羅臼温泉「熊の湯」がある。含硫黄-ナトリウム-塩化物泉で乳白色の露天風呂は、なんと無料なのだが、熱い。とにかく熱い。 ゆうに47度はあると思われるが、漁師たちが漁で冷えた体を温めるのだから、滅多なことでうめてはいけない。この苦行に耐えながらの入浴も熊の湯ならではと割り切って楽しもう。 「羅臼の宿まるみ」は料理がうまいと評判で、冬の流氷が来るまでの時期だけ、珍しい「トド喰いの鱈」が楽しめる。 頭の良いトドは、定置網の中で逃げられない鱈を簡単に捕まえて、一番栄養価が高い肝臓だけを吸い出すように食べる。真子(タラコ)やタチ(白子)、身には見向きもしないんだからぜいたくな輩だ。これで真鱈の浜値は半額以下に。 アラと白子の三平汁は、塩とまるみ特製の羅臼昆布パウダーがタップリだから、あっさりしていてコクが豊か。真鱈のソテーは淡泊な身をバターで少しだ
「エサやりがクマを殺す」。知床財団(事務局・斜里町)は、世界自然遺産の知床で、刺激的な文言と写真を使って観光客らにヒグマに餌を与えないよう訴えるキャンペーンを始めた。野生動物への人間の過剰な干渉や善意が、野生のクマを死に追いやる現実を強く訴え、観光客らに自制を促す戦略だ。 クマは人の食べ物の味を覚えると、ごみ置き場を荒らしたり、キャンプ場や車に寄ってきたりする。地元住民や観光客に危険が及ぶと判断されると、クマが駆除される場合がある。 同財団はこれまで、クマと人との遭遇による事故を避けるため、人前に現れたクマに、花火で大きな音を立てたり、ゴム弾を撃って痛みを覚えさせたりして、クマが人間を嫌うように学習させてきた。 その一方で以前から、知床を訪れた観光客が、人里や道路に現れたクマに車中から餌をやる迷惑行為の情報が、同財団に寄せられていた。さらに今年はクマの出没数が多く、人がクマに餌やりをする場
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