鳥取県農業試験場(鳥取市橋本)が、「カレーに合う米」を開発した。 もちっとした食感と香ばしい香りが特徴で、今秋にも商品化する予定。鳥取はカレールーの消費量が全国1位の〈カレー王国〉としても知られ、関係者は「米にもこだわる県民の熱い思いを、県外にもPRしていきたい」としている。 総務省が2014~16年、2人以上の世帯を対象にした家計調査で、県内1世帯あたりのカレールーの年間平均購入額は1888円(全国1474円)、消費量は1982グラム(同1509グラム)で、いずれも全国トップ。過去の調査でも上位をキープしており、「カレー好き県民」としてテレビ番組などに取り上げられてきた。 同試験場が開発に着手したのは7年前。町おこし団体「鳥取カレー倶楽部」の会長だった池本百代さん(61)から「カレーは味わいや辛さなどルーに目が向きがちで、米には関心が薄い」と指摘を受けたのがきっかけだった。作物研究室の中
