「大人の飯伏幸太」がそこにいた。久しぶりに会ったゴールデン☆スターは、以前の「自由奔放でマイペースな若者」ではなかった。 ファッションも、立ち振る舞いも言葉の選び方も、何から何まで洗練され、大人の男になっていた。 インタビューを終え、駅に向かう途中「お茶しますか?」となった。 辺りを見回した飯伏は「あそこにしましょう」と即断。自ら大手コーヒーチェーンのドアを開けていた。 おしゃれなお店に溶け込んでいる。モンブランもオーダーした。 「あれ、甘いもの、大丈夫?」。鍛え抜かれた体は「節制した食生活」を物語っていただけに、いささか意外だ。 「今日は、練習やりこんだし、甘いものも必要ですから」と明快な答えが返ってきた。しかも、和栗入りの「和風モンブラン」である。 米WWEのオファーを辞退し「日本のプロレスを大きくしたい」という決意が、自然に和風の一品を選択させたのだろうか。 ガバッと一気に食べるので