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ブックマーク / sayokom.hatenadiary.org (11)

  • 葛西純「狂猿」という映画。 - 逆エビ日記Ver3.0 

    葛西純選手のドキュメンタリー映画、「狂猿」を試写会で拝見した。少し前に「ノンストップ」という韓国映画を新宿の映画館で見た時にその予告チラシが貼られていて、おお、完成したんだな、見てみたいなと思っていたところだった。 この映画にはわたしたちプロレスファンがよく知っている葛西純と、知らなかった葛西純が両方存在する。デスマッチのカリスマでリング上で血塗れになりながらニヤリと笑う葛西純と、身体の傷は癒えても試合に向けてモチベーションが上がらない、と小さな声でつぶやく素顔の葛西純。自らの体を蛍光灯で切り刻む葛西純と、小さな娘の手を引き陽の当たる公園を歩く葛西純。そのどちらも当の葛西純だ。 葛西純について語るメンバーがすごい。Mr.デンジャーの松永光弘、大日プロレス社長の登坂栄児。藤田ミノル、伊東竜二、竹田誠志といったデスマッチファイターから、新日プロレスのロゴをバックに語る間朋晃。そのいずれ

    葛西純「狂猿」という映画。 - 逆エビ日記Ver3.0 
  • 2019-01-15 - 逆エビ日記Ver3.0

    テレビでやってるプロレスだけが、東京でやってるプロレスだけがプロレスじゃないんです!」 栃木県からやってきて、この日晴れて天下統一の旗を手にしたEAGLEプロレスの吉田和則が、東京ドームのリング上で叫んだ。毎年1月に日中の美味しいものや賑やかなお祭りを集めて東京ドームで開催される「ふるさと祭り東京〜日のまつり・故郷の味〜」で、初めてプロレスの試合が行われたのだ。 「『群雄割拠』を始めてみたものの思うように集客が伸びなくて、第1回から2回、3回とやるうちに当にこれを続けていていいんだろうかって悩み始めていたんです。そんな時に3回目の後楽園大会に東京ドームの方がいらしていて、『この群雄割拠のコンセプトはうちで開催しているふるさと祭りと同じじゃないですか!ぜひふるさと祭りでプロレスやりましょう!』って向こうから声をかけて頂いたんです」 試合の間もずっと「ふるさと祭り」のハッピを着続けてい

    2019-01-15 - 逆エビ日記Ver3.0
    kowyoshi
    kowyoshi 2019/01/16
    プロレスは楽しいというのを改めて実感したです
  • 2017-09-08 - カモン、芦野!- 逆エビ日記Ver3.0 

    9月2日WRESTLE-1横浜文体大会メインイベント、WRESTLE-1チャンピオンシップ芦野祥太郎vs黒潮"イケメン"二郎戦。試合が始まってほどなくすると、不思議な歌声が聞こえてきた。 Come on Ashino, Come on Ashino, Come on Ashino! プロレス会場で聞き慣れないその響きは、実はアーセナルというイングランドのサッカーチームの応援歌、チャントだった。 王者である芦野祥太郎は、そのアーセナルというチームをこよなく愛している。芦野はアーセナルファンが集う集まりにも時折顔を見せていて、ある時はチャンピオンベルトを持って参戦し、大いに会場を沸かせ、サッカーファンを喜ばせていた。気軽にチャンピオンベルトを肩にかけてアーセナルファンと写真撮影をする姿はとても頼もしく、みな初めて間近に接するプロレスのチャンピオンと、チャンピオンベルトを誇らしげに囲んでいた。そ

    kowyoshi
    kowyoshi 2017/09/09
    サッカーファンでもある三田さんらしい愛情あふれる観戦記
  • ワカッタラデテケ、と言ってポーゴさんは出ていってしまった - 逆エビ日記Ver3.0 

    最初にミスター・ポーゴさんを知ったのは、サムライTV開局直後の1996年のことだった。ポーゴさんの引退と大仁田さんの復帰がかかっていたように覚えているけれど、あちこちの会場でお願いしたりされたりしていて、そのひと言ひと言にファンも熱狂してポーゴさんを後押ししていて、プロレスを見始めたばかりの私は「プロレスってなんて浪花節で泥臭いんだろう」と思ったことを覚えている。 そしてインディーのお仕事。2002年10月に始まったサムライTVのこの番組は、ミスター・ポーゴ抜きでは成り立たなかった。「メジャーのニュースと色分けする」ためにこの番組が始まることになり、集められたスタッフ会議の冒頭で「では第1回に何をやりましょうか」となった時に当時のディレクターも、現在まで構成作家として関わり続ける須山浩継さんも、そして私も同時に「伊勢崎暗黒街化計画しかない」と断言。このスタッフならば間違いない、絶対この番組

    kowyoshi
    kowyoshi 2017/06/23
    サムライTVの新人ADの心を折ったってw>紫色の恐竜の着ぐるみを着て何故か肩にはコウモリの人形が羽根をばたつかせているジェラシー姉さんが白昼ポーゴさんを水鉄砲で撃ちまくる映像は最高にクールだった
  •  飯伏幸太主演「大怪獣モノ」を見ました - 逆エビ日記Ver3.0 

    河崎実監督、飯伏幸太主演で7月16日土曜日から公開される「大怪獣モノ」を一足早く関係者試写で見せて頂きました。まあどうしても飯伏選手中心に見てしまうのですが、飯伏選手のプロレスラー人生を早回しで見ているような、ドキドキしてワクワクしてそれでいてちょっと切なくなる、そんな映画でした。 この先はネタバレはしていませんが、映画見るまでは出来るだけ情報を入れたくない!という方は公開後にまた読みにいらして下さいね。 何者でもなかった飯伏幸太が(そもそも最初は姿形が飯伏幸太ですらないんだけれども)力を手に入れ、巨大化し、有名になり、マスコミに追いかけられ、我を見失い、そして悩み、逃亡する。「巨大化したい」「有名になりたい」と普段から言っていた飯伏幸太の欲望を、この映画はそのまま、叶えてくれています。格闘シーンは言うまでもなく見応えがあるし、鋭く怪獣に突き刺さる打撃も美しいフェニックススプラッシュも、も

     飯伏幸太主演「大怪獣モノ」を見ました - 逆エビ日記Ver3.0 
  • 「プロレスという生き方」という本が出ます。 - 逆エビ日記Ver3.0 

    2016年5月9日に、わたくし三田佐代子初の著作、「プロレスという生き方」というが中公新書ラクレから出版されることになりました。 これまで週モバやゴング、サムライTVの耳アワー、そしてcakes というクリエーターサイトなどでプロレスについて書かせて頂きましたが、という形で出るのはもちろん生まれて初めてです。2年近くその準備と執筆に時間をかけてしまい(かけ過ぎ)ましたが、いま私が注ぎ込める全てを注いで書き上げることが出来た、という感慨に充ち満ちています。 プロレスについて何か書いてみませんか、と出版社さんから声をかけて頂き、自分だったら何が書けるかなといろいろ考えました。とにかく、いまのプロレスがこんなに豊かで、面白くて、幅広いんだよということをお伝えしたかった。そこで、やっぱり私としてはプロレスラーやそこに携わる人たちについて取材し、書かせて頂くのが一番いいと思い、改めてこののた

    「プロレスという生き方」という本が出ます。 - 逆エビ日記Ver3.0 
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/04/18
    三田さん初のプロレス本。5月14日に伊野尾書店で発売イベントがあるそうです。当日は業界の三田さんクラスタが花を贈りそう。
  • 天龍さんが飲んだ世界一美味しいビール - 逆エビ日記Ver3.0 

    天龍源一郎選手が引退した。「お腹いっぱいのプロレス人生」を走り切り、現在進行形の最先端を突っ走るオカダ・カズチカに何度も吹っ飛ばされ、歯をいしばって立ち上がり、そしてボロボロになりながらも最後は自分の足でリングを降りた。当に、カッコ良かった。 志半ばでこのリングから去り、そしてありがとうもさようならも言えなかったレスラーが幾人もいた中で、2年前に小橋建太選手が引退試合をやり、10カウントゴングを鳴らし、笑顔でリングを降りられたことに私たちは心から感謝した。小橋建太にありがとうと、さようならが言えて良かったと心から思った。 今日改めて天龍さんの引退試合を見届けることが出来て思う。そのキャリアが長かろうが短かろうが、レスラーがどうか自分の意志でリングを去る決断が出来ますように。そして自分の足で笑顔でリングを降りることが出来ますようにと。 同時に思う。レスラーを応援する私たちは、彼らが初々し

    天龍さんが飲んだ世界一美味しいビール - 逆エビ日記Ver3.0 
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/11/16
    泣ける>こんな時代ですから、最後に自分にお疲れ様って言ってあげられるのは自分しかいないんですよ
  • DDT6.28後楽園~あの日からずっと繋がっている - 逆エビ日記Ver3.0 

    ほんとうに、あっという間の出来事だった。 DDT6.28後楽園、セミファイナル。この日は8.23両国大会のメインイベントの挑戦者を決めるKING OF DDTトーナメントの準決勝と決勝があり、その間に組まれているセミファイナルにそれほどの大きな意味があるとは思いもよらなかった。KUDO&マサ高梨&MIKAMI組vsHARASHIMA&ヤス・ウラノ&彰人組の6人タッグで、確かに現王者のKUDO選手が入っているけれど、つい先ほど両国で棚橋弘至戦が発表されたHARASHIMA選手がいつも以上に充実しているな、と見ていたらヤス選手が高梨選手を一瞬の間に丸め込んでしまい勝利。ということは高梨選手が保持していたいつでもどこでも挑戦権がヤス選手に渡ってしまい、それを行使すると宣言して急にKO-D無差別級タイトルマッチKUDOvsヤス・ウラノが始まり、めくるめく展開の中で突如「BAD COMMUNICAT

    DDT6.28後楽園~あの日からずっと繋がっている - 逆エビ日記Ver3.0 
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/06/29
    テレビ観戦だったけど、「線で見るプロレス」のすばらしさを改めて実感した大会だった。
  • 「2009年6月13日からの三沢光晴」を読んで- 逆エビ日記Ver3.0 

    人には誰しも使命がある、と思う。それは何も世界を救うとか人類の暮らしを変える大発明をする、とかじゃなくて、自分の身近な人を幸せにするとか、与えられた仕事をきちんとするとか、そんなことでもいい。とにかくどんな人にも成すべきことはある。 恐らく佐久間さんにとってはこの、「2009年6月13日からの三沢光晴」を作ることが使命だったんだと思う。佐久間さんとは、元週刊プロレスの編集長の佐久間一彦さんのことだ。今は編集プロダクションであらゆるジャンルのスポーツを手がけながら、日テレG+でプロレスリングNOAH中継の解説に携わっている。サムライTVのバトルメンの解説にもたびたびいらしている、マリノスファンでベイスターズファンのあの佐久間さんのことだ。このはそのタイトル通り、あの三沢さんがリング上で命を落とした2009年6月13日のその日の未明から、リング上で意識不明になり、病院に運ばれ、最期の瞬間

    「2009年6月13日からの三沢光晴」を読んで- 逆エビ日記Ver3.0 
  • わたしが三陸で見たり食べたり乗ったりしたあれこれ- 逆エビ日記Ver3.0 

    プロレスキャノンボール興行が大船渡市民体育館で行われてから2週間が経ちました。今でもあの熱気、澄んだ空気、あの山やあの海やあの電車を思い出します。せっかくなので、今回私が大船渡まで行った道程と、立ち寄ったお店などをまとめておきます。皆さんの参考になれば、という気持ちと、自分の旅の記録として。 もっと事前にきっちり予定を立てて行けばもっといろいろなところを廻れたんじゃないかと悔いも残りますが、行った場所はいずれも素晴らしく、忘れ難い場所でした。 (私がこの地で感じたことについては先に「終わらないあきらめないプロレスキャノンボール~耳アワー」に書いています ) 大船渡までは電車の場合、東北新幹線で一ノ関まで行き、 JR大船渡線に乗り換えて気仙沼まで。大船渡線の気仙沼→盛(さかり、と読みます。大船渡市内の駅です)間は東日大震災の後まだ線路が復旧していないので、 BRTという代替バス運行システ

    わたしが三陸で見たり食べたり乗ったりしたあれこれ- 逆エビ日記Ver3.0 
    kowyoshi
    kowyoshi 2014/12/03
    プロレスキャノンボール大船渡大会の取材に行った三田さんの、三陸旅行記
  • 2014-03-20 旅に出る理由があった小沢健二と旅に出られなかったタモリ - 逆エビ日記Ver3.0 

    オザケンこと小沢健二さんの16年ぶりの笑っていいとも出演に関しては、生放送を凝視していた時には「あっボーダー」とか「あっ眼鏡」とかそういったことばかりに興奮していまひとつ冷静な気持ちでいられなかったので、録画したものを改めてひとりで見てみたらものすごくいろんな感情が揺さぶられ、有り体に言うとものすごく泣けました。 これから録画を見ようと思っている人はここから先は読まない方がいいです。出来ればご覧になった後にまた読みに来て下さると嬉しいです。 このテレフォンショッキングは、「旅に出る理由があった小沢健二が、旅に出ることが出来なかったタモリに送るメッセージ」であったように私には見えました。 トークの前半でこの16年住んできた世界各地の話をし、それを興味深そうに聞くタモリ。それは別に特別ではない風景で、この30年このコーナーで誰が来ようとずっと繰り返されてきたことでした。 しかしその雰囲気ががら

    2014-03-20 旅に出る理由があった小沢健二と旅に出られなかったタモリ - 逆エビ日記Ver3.0 
    kowyoshi
    kowyoshi 2014/03/21
    サッカー好きお姉さんでも、プロレスナビゲーターでもない三田さんの文章を読むのは久しぶりな気がする
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