干潟整備計画は、同市塩浜2の「塩浜三番瀬公園」南側に設けた階段式護岸の前に、幅100メートル、奥行き50メートルにわたって新設する。市民の憩いの場にするのが目的。2023~24年度に周辺海域のモニタリングや測量を行い、29年度の完成を目指す。 今回要望書を提出した2団体は市民団体「市川緑の市民フォーラム」と「NPO行徳自然ほごくらぶ」。江戸川河口部で、国道357号に架かる市川大橋の橋梁(きょうりょう)部付近では、潮が引くと干潟が現れる。フォーラムの佐野郷美事務局長は「既存の干潟があるのに、なぜ人工干潟を造る必要があるのか」と市の計画を疑問視。国や県と協議し、トイレや駐車場を供えた干潟公園(仮称)の整備を訴える。