タグ

ブックマーク / honz.jp (80)

  • 『殺人犯はそこにいる』「真犯人」の存在を明らかにした "調査報道のバイブル" 文庫解説 by 牧野 洋 - HONZ

    徹底した「調査報道」のスタイル 調査報道のバイブル──。書を読み終え、こんな表現がぴったりではないかと思った。 正直に言うと、民放テレビ業界については「そこは報道ではなくエンターテインメントの世界」と見下していた。そのため、メディア業界を取材するなかでも、ジャーナリズムという視点からこの業界を観察したことがなかった。書の著者が民放テレビ局の記者だと知り、自分の無知と思い込みを恥じた次第だ。 書は、足利事件をはじめ北関東で起きた一連の事件を「北関東連続幼女誘拐殺人事件」としてとらえ、真犯人「ルパン」に迫るルポだ。すでにテレビ報道を見たり雑誌記事を読んだりして、この事件の概要を知っている人も多いだろう。だが、一つの物語としてまとめて読むべきである。 なぜなら、事件の大きさはもちろんのこと、ジャーナリズムが来担うべき機能について考えさせられるからだ。著者は事件の全容を描きつつ、自分自身が

    『殺人犯はそこにいる』「真犯人」の存在を明らかにした "調査報道のバイブル" 文庫解説 by 牧野 洋 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/05/29
    力作の書評
  • 『自衛隊の闇 護衛艦「たちかぜ」いじめ自殺事件の真実を追って』 - HONZ

    もしも、自らが所属する組織の不正を知ったら、あなたは、その不正を正す勇気を持てるだろうか? 幹部自衛官でありながら、自衛隊組織の不正を、正々堂々と通報した男がいる。彼の階級は、3等海佐(以下、3佐)。「自衛隊は噓をついている」と裁判所に訴えたのだ。 2014年4月23日、東京高等裁判所。21歳の自衛官・Tさんの”いじめ自殺”を巡る裁判の控訴審判決が下された。国に約7300万円の賠償命令。一審の440万円を大幅に上回る遺族側の逆転勝訴判決だった。 この控訴審判決に重大な影響を与えたのが、3佐の存在だ。 そもそも3佐は、一審のときに自衛隊側の弁護士役に当たる指定代理人を務めた人物である。 裁判の経過の中で、自衛隊側は、Tさんが自殺した直後に隊員たちに実施した「直筆アンケート」を「破棄した」と主張し続けていた。しかし3佐は、破棄されたはずのアンケートを目撃してしまった。 「これは一体、どういうこ

    『自衛隊の闇 護衛艦「たちかぜ」いじめ自殺事件の真実を追って』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/05/08
    これで、この3佐を反日とか売国呼ばわりする奴がいたら、そいつらこそ日本人の資格がない(でも自称普通の日本人にいそうなんだよなあ)
  • 『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 ダイナミックな文化論を軽やかな足取りで - HONZ

    高野 秀行の最新刊は、固定観念の外側を探検する。テーマはずばり、納豆とは何か? ともすればアカデミックに着地してもおかしくないテーマを、おなじみ高野流の足取りで核心へと迫っていく。このアプローチをアカデミック界の鬼才は、どのように評したのか? 昨夏『世界の辺境とハードボイルド室町時代』で魔球対決を繰り広げた清水 克行氏に、書のレビューを寄稿いただきました。(HONZ編集部) 私自身もそうだが、東日に生まれ育った者ならば、誰しも納豆については、大なり小なり一家言あるのではないだろうか。関西の知人から納豆はダメだという話を聞くたびに、心の中の優越感を隠し切れないし、たまに外国人で納豆がべられるという人に出会うと、「なかなかやるじゃないか」と、急に親しみを覚えたりする。その根底には、あのニオイとネバリの良さが、そう簡単によそ者にわかってたまるか、という思いがある。納豆はクセがあるだけに、他

    『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 ダイナミックな文化論を軽やかな足取りで - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/05/06
    最初「次は何をテーマにします?」「納豆をやってみようかと」と話を聞いたときは「それで話が広がるのか?」と思ったが、その後の講演でこの本にもあるアジアの納豆話を聞いたとき「すげえ」と思ったわ。
  • 『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 豆から生まれたメンタリティ - HONZ

    ある時をきっかけに、べ物のイメージがガラリと変わることがある。個人的に最も驚いたのは、はじめて四川料理の店で辛い麻婆豆腐をべた時のことだ。俺は今まで何をやっていたのだろうかという激しい後悔と同時に、麻婆豆腐というものへの理解が革命的に変わっていくことを実感した。 高野秀行にとっては、それが納豆であったのだろう。ある時、ミャンマー北部のカチン州での取材中にべた、日のものと全く変わらない納豆卵かけご飯。しかも現地の人たちは納豆のことを、業界人ばりに「トナオ」と呼んでいるではないか。さらにその後、タイ、ネパール、インド、ブータンといった他のアジア諸国においても、納豆もしくは納豆もどきのべ物と何度となく遭遇することになる。これを見逃す高野ではなかった。 書は「納豆の起源と変遷を解き明かす」というテーマを目的に、アジアの奥地から日の東北地方、はたまた固定観念の外側までを探検した一冊であ

    『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 豆から生まれたメンタリティ - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/05/06
    高野さん、DPZあたりとコラボして納豆イベントやってほしいなあ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    前代未聞!!女装した少年が悪と戦う少年漫画!『ボクらは魔法少年』... 2018年09月19日 2018年9月19日(水)に発売した「週刊ヤングジャンプ」コミックスの中から、日はマンガ新聞編集部イチオシのタイトルをお届けします!

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/04/16
    爆牌党は永遠の名作。そして漫画は絵ではなくネームだというのは確かに分かる。
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    シリアスとギャグのバランスが絶妙な『銀魂』面白さと入りやすさはど... 2018年09月27日 ギャグが好きな人、思いっきり笑いたい人は、シリアス長編エピソードの間に挟まれるギャグ編がオススメ。私は読者投票によるキャラクターランキングの結果発表後、ランキング結果を変えようとするキャラクター...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/04/01
    漫画だから、股間にチンコをはさんで「ナイチンゲールwww」とか言ってる小学生(&程度がそれに近い大人)でも読めるね!
  • 失敗の本質ーエネルギー版『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 - HONZ

    国際政治経済のゲームのルールが変わりつつある。シェール革命により自国でエネルギーをまかなえるようになったアメリカは、中東の石油に依存する必要がなくなり、不安定化する中東情勢に介入しなくなった。 かつての世界の警察官が興味を失い、ますます混迷を極める現在の中東。一方で、資源の乏しい日はそんな不安定な地域にエネルギーの大部分を依存しつづけている。アメリカによる中東地域の安定が保障されない今、日は国家として戦略的にこのエネルギー問題に対処すべきである。 この絶妙なタイミングで、過去の日のエネルギー問題を振り返る書が発刊された。今や「エネルギー界の池上彰」と称されるエネルギー専門家によるエネルギー版 失敗の質論である。太平洋戦争時、なぜ日は石油を求めて戦争へと突入したのか。過去の失敗から学ぶべきことは多い。 太平洋戦争前後のエネルギー関連資料を読み漁った著者はこう語る。 太平洋戦争に突

    失敗の本質ーエネルギー版『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/02/16
    すでに言及している人がいるけど、谷甲州の「覇者の戦塵」シリーズが…大慶油田を見つけても結局は…なのよね(基礎工業力は上がって、ブルドーザーやミサイルが開発できてもアメリカ相手に劣勢という)
  • 『兵士は戦場で何を見たのか』 - HONZ

    2007年4月、ワシントン・ポスト紙の元記者でピュリツァー賞受賞者デイヴィッド・フィンケルは、バグダッド東部にあるラスタミヤという、だれも行きたがらないアメリカ軍前線基地に赴いた。そこは、「すべてが土色で、悪臭に覆われ」、「風が東から吹けば汚水の臭いがし、西から吹けばゴミを焼く臭いがし」、「外に出るとたちまち頭からブーツまで埃まみれになる」場所だった。 2007年1月にブッシュ大統領が、「バグダッドの治安維持とイラクの自由のために」さらに2万人の兵士をイラクに送ると発表したのを受け、カンザス州フォート・ライリーを拠点にしていた第一歩兵師団第四歩兵旅団第十六歩兵連隊第二大隊がイラクに派遣されることになった。フィンケルが赴いたのは、この大隊に密着取材し、大隊の指揮官のラルフ・カウズラリッチ中佐を中心に、戦場における兵士たちの実情をレポートするためだった。 そして書(原題「The Good S

    『兵士は戦場で何を見たのか』 - HONZ
  • 【映画】『ヤクザと憲法』極道たりとも、法の下に平等なのか? - HONZ

    昨年の山口組分裂騒動を受け、多くのメディアを賑わせた極道の世界。その一方で、ヤクザの総数は今や全国で6万人を切ったとも言われる。もはや絶滅危惧種とも言われ、岐路に立たされるヤクザ達だが、その実態はどのようになっているのだろうか? 報道やフィクションでは目にすることの多いヤクザの世界を、地上波のドキュメンタリーという形で映し出したのが、作『ヤクザと憲法』である。昨年3月に東海テレビで放送されたこの番組は、取材クルーが100日近く密着することでヤクザの日常を描き出した。現在、テレビでは未公開となったカットも追加したものが映画版として再編集されており、いくつかの劇場で見ることができる。 取材を受けたのは、大阪にある指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」である。27人の組員を束ねる親分は川口 和秀・会長。「暴力団対策法」制定のきっかけとなった「キャッツアイ事件」の際に殺人容疑などで逮捕されており、

    【映画】『ヤクザと憲法』極道たりとも、法の下に平等なのか? - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/01/05
    ]憲法][人権]ポレポレ東中野で公開されているの、観に行かないと
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    これぞ、最良のリーダーシップの教科書!『センゴク』 2018年07月23日 「講釈師見てきたような嘘をつき」と言う。400年前の出来事をあたかも見てきたかのように鮮やかに描き出すという点において、『センゴク』の作者である宮下英樹氏は当代一流の講釈師と言えるのではなかろうか...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/12/25
    そうね、ギャグ漫画の映像化ってむずいもんね>キャラデザの奔放さ、表情のデフォルメ、舞台では出来ない場面転換、めくりと大ゴマ、現実では出来ないファンタジー性の高いズラシ。ここは、確実に漫画の強みです。
  • HONZで振り返る2015年 今年のノンフィクションはこれを読め! - HONZ

    に関する記事を毎日のように送り出しながら面白さを感じるのは、ネットのニュース記事などと比べて時間の流れ方の異なる点である。 予期していたかのようにタイムリーに出されたものもあるが、少し時間を経たからこそ全貌の見えてきたもの、社会的な関心事ではないが特定の層にはズバッとささるもの、時代の流れを全く読まなかったから生まれてきたものも、大半を占める。 時宜を得たものと突然変異、過去と未来、つながりと孤独、異なる2つの視点が隣り同士に並ぶ棚こそが美しい。そこで今年HONZでよく読まれた記事の中から、各月ごとに上位2冊の書籍をピックアップし、2015年を振り返ってみた。 1月:「イスラム国(IS)」とホッケ 2015年は年明けから物々しかった。1月7日にイスラム過激派がフランスの「シャルリー・エブド」を襲撃。1月20日にはついに日人が「イスラム国(IS)」の人質になる事件も起き、日中を震撼さ

    HONZで振り返る2015年 今年のノンフィクションはこれを読め! - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/12/05
    HONZと高野秀行の相性の良さ #とは
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    怖い…でも見たい!怪異と戦う弱小少年!『ミヤコ怪談』第8話後編 2018年09月21日 気弱な少年と不良少女のジュブナイルホラー。 虐められっこの草弥は、クラスメイトに脅されて、「タタリ場」への調査に向かうのだが、出会ったのは、世にも恐ろしい妖怪の数々だった…「ミヤコ怪談」はメディ...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/11/30
    つまり、小沢高広氏の家に、うっかり「ばくおん!」があったら…(そこはせめて「けいおん!」にしようよ)
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    怖い…でも見たい!怪異と戦う弱小少年!『ミヤコ怪談』第8話後編 2018年09月21日 気弱な少年と不良少女のジュブナイルホラー。 虐められっこの草弥は、クラスメイトに脅されて、「タタリ場」への調査に向かうのだが、出会ったのは、世にも恐ろしい妖怪の数々だった…「ミヤコ怪談」はメディ...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/11/29
    確かにアタシらの世代はヤマトと999と戦場漫画シリーズで、金髪スレンダーというエロ属性を植えつけられた人多いと思う(他ならぬ自分)
  • 出るべくして出た奇人たちの奇書『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』 - HONZ

    HONZが全力でレコメンドする『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』。ついには復刊へと導いた、担当編集者が登場。一風変わった人物ばかりが登場すると話題の書だが、担当編集者までもが一風変わった人であったようで…。(HONZ編集部) 関連記事はこちらから→レビュー第1弾、レビュー第2弾、今週のSOLD OUT、高野秀行さんの解説、著者インタビュー はじまりは「元義理の妹」(←意味は考えてください)だった。 『冒険歌手』の底にあたる小学館文庫『ニューギニア水平垂直航海記』は、彼女が外部編集者として編集に携わっていた。これはまったくの偶然。2004年当時、わたしは山岳雑誌編集者だったので、雑誌で紹介してもらえないかと「元義理の妹」からの打診があったように記憶している。その後二度ほど峠さんと山に取材に行って、ルポ記事を作った。 もうひとつ脈路があった。ユースケこと角幡唯介さんと同じ早稲田の探検部OBが当

    出るべくして出た奇人たちの奇書『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/11/27
    HONZが全力でレコメンドしている「冒険歌手 珍・世界最悪の旅」。担当編集者もかなりの逸材だったw これが探検部の血というものか…
  • 『第三帝国の愛人』アメリカ大使一家が見た、ナチスの暗い真実 - HONZ

    1933年1月、ヒトラーがヒンデンブルク大統領の任命により首相になってから、翌1934年8月、ヒンデンブルクの死と同時にあらゆる権能を掌握し、絶対的な権力者・総統となるまでの2年弱。ヒトラーとナチスの「権力掌握の総仕上げ」が成され、日常生活に潜んでいた恐怖政治の実体が一気に表面化して世を覆い尽くすこの時代を、ヒトラー政権下で初めてベルリンに赴任したアメリカ大使とその一家が残した日記や手記、膨大な文書や歴史資料をもとに再現したのが書である。 シカゴ大学の教授で著名な歴史学者でもあるウィリアム・D・ドッドは、就任したばかりの大統領・ローズベルトから「政府に奉仕する気があるか聞きたい。ドイツに大使としていってもらいたいのだ」という電話を受ける。「ドイツリベラルアメリカ人の手を示してもらいたい」と。このときすでに4ヶ月も駐独大使の席は空席だった。が、ドッド自身にとっても、周囲の人々にとって

    『第三帝国の愛人』アメリカ大使一家が見た、ナチスの暗い真実 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/11/24
    一方、2010年代の日本では「お食事会」が行われた>ナチスは(中略)それらを実行できる権力を手中に収める手始めにまず、なにが起ころうとしているかを敏感に感じ取り正しく警鐘をならそうとする人々を殺したのだ
  • 『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』これ以上ありえない冒険なんて、ありえない! 絶対にっ! - HONZ

    人生がひっくり返るような苦労をしてみるのだ! シンガー・ソングライターの峠恵子さんは、家族にも友人にも仕事にも恵まれて、何一つ悩みのない人生を送っていた。ところがある日、心の中に恐怖が生まれる。 「このままでいいわけがない」 私の最大の弱点――。それは「苦労を知らない」こと。その最大の弱点を不意に突かれてしまえば、きっと私はガラガラと音を立てながら脆く崩れ落ちてしまう。 そんな時、偶然目にした雑誌の小さな記事が、峠さんの人生を一変させた。 日ニューギニア探検隊 2001 隊員募集 それは「ヨットで太平洋を渡り、ニューギニア島の川をボートで遡上し、オセアニア最高峰カルステンツ・ピラミッド北壁の新ルートをロック・クライミングで世界初開拓する!」という、命の危険を伴う格的な探検だった。 ヨットの操舵はもちろん登山経験もほとんどなかった峠さん。探検隊員になるためにスポ根ドラマばりのトレーニング

    『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』これ以上ありえない冒険なんて、ありえない! 絶対にっ! - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/11/14
    角幡唯介と高野秀行の対談本で触れていたあれか!
  • HONZイチオシ伝説の再来 『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』 - HONZ

    山岳雑誌の老舗『山と渓谷社』に勢いがある。2010年に刊行がはじまったヤマケイ文庫では、山岳でこれを読まねばどうするというような、ヒマラヤの難峰ギャチュン・カンからの決死の脱出を描いた山野井泰史の『垂直の記憶』や、死に至る過程がこまかに記録されている松濤明の『風雪のビヴァーク』から、HONZイチオシ伝説の記念的作品である『くう・ねる・のぐそ』まで幅広いラインナップがそろえられている。また、2014年からのヤマケイ新書でも、山好きにたまらないが続々と出されている。 たぶん調子にのっているんだろう。そうでないと、こんなを再刊しようなどという話はでないはずだ。偉大なる冒険ノンフィクション作家・高野秀行をして、「これは日冒険界の奇書中の奇書である」と解説に書かしめているのがなによりの証左だ。その内容は、歌手・峠恵子が『日ニューギニア探検隊』に参加した顛末と後日談、そして、いっしょに探検隊

    HONZイチオシ伝説の再来 『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/11/14
    のちの角幡唯介である>いっしょに探検隊に参加したユースケとの対談である
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    『腸よ鼻よ』10指腸 2018年09月22日 澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島――沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。 漫画家を志し、いずれは大都会東京での タワーマ...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/10/21
    ケムール店長の闇は深い
  • 『ペルシア王は「天ぷら」がお好き?』言語と食の大海を旅する醍醐味 - HONZ

    書は、スタンフォードのコンピューター言語学者が、の言語を手掛かりに人類史を探究するという異色の一冊である。そして「と言語」と聞いて黙っていられなかったのが、辺境をこよなく愛するノンフィクション作家・高野秀行さん。べ物の語源に舌鼓を打ちながら、いつしか現在取材されている納豆の話へ。書の巻末に掲載されている、高野さんのエッセイを特別掲載いたします。(HONZ編集部) 世界のあちこちを30年近く旅してきたが、最近、人間集団──大きいものは国民や民族、小さいものは家族や学校まで──の内面的なアイデンティティを形作る三大要素は「言語」「」「音楽(踊りを含む)」ではないかと思うようになった。 私自身、外国へ行って「なつかしい」と思うのは日語、日、昔なじみの歌などであるし、多くの国の人もそうであるように見える。 ならば、と言語の組み合わせが面白くないわけがないのだが、一つ問題なのは、

    『ペルシア王は「天ぷら」がお好き?』言語と食の大海を旅する醍醐味 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/10/01
    なるほど>人間集団─大きいものは国民や民族、小さいものは家族や学校まで─の内面的なアイデンティティを形作る三大要素は「言語」「食」「音楽(踊りを含む)」ではないか
  • カレーライス成立の謎に迫る食文化ミステリー!『カレーライスと日本人』 - HONZ

    先日、友人カレーべに行った。和風の店構えに「インドカレー」の看板、だけどメニューにはパキスタンカレーと書かれている、たぶん、パキスタンカレーのお店だ。寿司屋を居抜きでそのまま使っているらしい。店内には小上がりもある。でもそんなことはどうでもいい。鮮烈なスパイス、油がたっぷり使ってあるはずなのに、後味は爽やかだ。うまい。35年生きてきたが、ジャパニーズ・カレーライス以外のカレーべたのは初めてであった。 大学では東洋史研究室に所属し、ついていた先生は東南アジア史がご専門、友人はインドネシア・マレー史を学び、当時付き合っていた彼氏は北インド史を学んでいたにもかかわらず、スパイスに縁のない人生を送って来た。そのことを大いに悔やんだ一であった。なぜだろう。皆、研究旅行のお土産は煙草か茶葉かドリアンキャンディー。カレー粉であったなら、と、セットのラッシーを飲みながらずうずうしく考えた。 そ

    カレーライス成立の謎に迫る食文化ミステリー!『カレーライスと日本人』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/09/03
    小菅桂子の「カレーライスの誕生」については遠藤哲夫が批判エントリーを上げているんだよな。http://homepage2.nifty.com/entetsu/bukake/danko_karei.htm