『兵士は戦場で何を見たのか』 - HONZ

2007年4月、ワシントン・ポスト紙の元記者でピュリツァー賞受賞者デイヴィッド・フィンケルは、バグダッド東部にあるラスタミヤという、だれも行きたがらないアメリカ軍前線基地に赴いた。そこは、「すべてが土色で、悪臭に覆われ」、「風が東から吹けば汚水の臭いがし、西から吹けばゴミを焼く臭いがし」、「外に出るとたちまち頭からブーツまで埃まみれになる」場所だった。 2007年1月にブッシュ大統領が、「バグダッドの治安維持とイラクの自由のために」さらに2万人の兵士をイラクに送ると発表したのを受け、カンザス州フォート・ライリーを拠点にしていた第一歩兵師団第四歩兵旅団第十六歩兵連隊第二大隊がイラクに派遣されることになった。フィンケルが赴いたのは、この大隊に密着取材し、大隊の指揮官のラルフ・カウズラリッチ中佐を中心に、戦場における兵士たちの実情をレポートするためだった。 そして本書（原題「The Good S

[haruhiwai18]

"フィンケルの批判的精神は随所で発揮されている。それは、手足や目を失った兵士たちについて、ある陸軍のトップが「なくしたのではなく、国に捧げたのだ」と語る場面"　→蝗軍のトップに立てるレベル(こなみ

[tomk59]

これは読んでおかないといけない気がする。

[nj-ohno]

読みたい

[d-ff]

封筒に込められた空薬莢一個を境に心から笑えた日々を懐かしく思うのが「日常」。ハラワタを、脳漿を、四肢を吹き飛ばしてやろうと念ずる数十数百に囲まれる場所では、まず己の何を麻痺させればに心を砕くだろう。

[pikopikopan]

Kindleになったら読みたい。

[sampaguita]

"フィンケルの批判的精神は随所で発揮" "最たるものが、第5章で詳細に描かれる、ロイター通信のジャーナリストに対するアメリカ側による誤爆事件だろう"

[frothmouth]

“アメリカでは、「もっと戦略的で、もっと政治的で、もっと政策主導で、さまざまな用途に使える事件」しか取りあげない。「アメリカではマクロなものしか記事にならなかった」。だからこそ、彼はミクロなものを書く

[take--chan]

こういう人がいたからジャーナリスト「誤爆」があったことはある意味頷けます。国家は国民のためには動いてないことを白日のもとに晒してはいけないからです。

[kaos2009]

イラク戦争の米軍兵士

[kowyoshi]

興味深い

[machida77]

イラク戦争の米軍兵士達を追ったThe Good Soldiersの邦訳

[anguilla]

読みたい。

[shachi01]

きっと私には政治家のマクロの視点は理解できない。だけど、人が人を殺すことは、そして殺されることは私は嫌だ。だから戦争は嫌だ。だからこそ、この本を読みたいと、思った

[yoko-hirom]

自称現実派が無視する戦場のリアル。世間で大きな顔をしている“成功者”は共感能力が乏しいサイコパスばかりだから現実すらも世間を動かす力は乏しい。

[userinjapan]

取材者は悲惨な部分をクローズアップする傾向にある。

[Caesarion]

政治や軍部がミクロな視点で戦争を考えるようになるのはどうかと思うわ

[kilminwq]

『兵士は戦場で何を見たのか』 - HONZ: 兵士は戦場で何を見たのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-7) 作者:デイヴィッド・フィンケル　翻訳:古屋美登里…

[a1ot]

「兵士たちにとって戦争は、英雄を生み、悲劇をもたらす現場であったが、アメリカ合衆国では違った。アメリカでは、もっと戦略的で、もっと政治的で、もっと政策主導で、さまざまな用途に使える事件しか取りあげない