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ブックマーク / www.style.fm (14)

  • WEBアニメスタイル COLUMN ■アニメやぶにらみ 雪室俊一  第10回 アニメライターの死

    77歳の橋田壽賀子さんを筆頭にドラマの世界では、50代後半から70代にかけての熟年世代のライターが大勢、第一線で活躍している。しかし、わがアニメ界では70代はおろか、60代のライターですら、ほんの数人しかいない。 アニメライターの寿命は野球選手と同じで約20年という説もある。30代でデビューして50代になると仕事が激減、やがて開店休業になってしまうというわけだ。コーチにも監督にもなれない、アニメライターは永遠の失業者になりかねない。 なぜこんなことになるのか。第一にライターの存在がドラマほど重んじられてないことだ。ドラマの企画の場合“だれが出るか”の次に大事なのは“だれが書くか”なのだが、アニメの企画書を見てもライターの名前が載っていることはほとんどない。たまに載っていると5、6人のライターの名前がずらりと列記してあったりする。 第二に若いプロデューサー諸氏に熟年ライターと仕事をしたがらな

    kowyoshi
    kowyoshi 2019/01/02
    サザエさんで「うわー雪室脚本だー」と若者たちが斜に構えつつ騒いでいるの、ある意味において幸せなのかも知れない。
  • WEBアニメスタイル | アニメーション思い出がたり[五味洋子] その66 4代目会長登場

    1974年が日のアニメにとってのターニングポイントだったのと同様に、この1974年という年は、アニ同にとっても歴史の転換点になりました。 アニ同すなわち東京アニメーション同好会は、元々アニメの現場に働く人たちの、会社や職種を越えた交流の場として生まれ、労働運動的な側面も持っていました。アニ同では会のまとめ役としての会長と、会計、事務局等の世話人と呼ばれる人たちが中心メンバーとなって運営にあたっていました。 初代会長の三上さんは私はお顔を見知っている程度ですが、2代目会長の相磯さん、3代目会長の半田さんには当にお世話になりました。仕事相談から引っ越しという個人的なことまで手伝っていただき、今も感謝しています。お2人ともとても謙虚で面倒見がよく大人で、相磯さんは撮影、半田さんはアニメーターと、それぞれの仕事をこなしつつ、可能な限りの力でアニ同をまとめ引っ張っていってくれました。40年前の

    kowyoshi
    kowyoshi 2014/11/27
    ああ、これか…なみきたかし氏、確かにボロクソだな。で、本人も開き直ってると。
  • WEBアニメスタイル_特別企画

    ―― 肝付さんは藤子作品の出演が多いですけど、あんなに沢山出てらしたのには、何か理由があったんですか。 肝付 えーとね、特に僕は思い当たらないんですけどね。初めてのレギュラーだった『オバケのQ太郎』で、ゴジラという役を上手くできなかったんですよ。それでマネージャーの千田さんに「あなたはスタジオを出ると面白いけど、スタジオに入るとつまんないのよね」なんて言われて。 一同 (笑)。 肝付 ああ、確かにそうだなと思って。なんでだろう。気取っちゃうわけでもない、何か硬くなるのかなと思って。で、藤子先生が2人でいらした事があったんですよ。先生が来るというのを聞いて、もう開き直ったの。「適当に」と言うと言葉が悪いけど、思うとおりやってみようと。 で、やったんですよ、アドリブとばして。そしたら、金魚鉢の中でゲラゲラみんなが笑ってるわけ。スタジオから出てきたら、千田さんも「今日の調子でやりゃあいいのよ!」

    kowyoshi
    kowyoshi 2014/07/22
    主にドカベンに関する話
  • WEBアニメスタイル_特別企画

    ―― 肝付さんって当に沢山のアニメに出てて、沢山の役柄をやられているんですけれど、主役と言われるものっていうのは、少ないですよね。 肝付 少ないです。人が敬遠しちゃうような役ばっかりというか。主役だと自分が認識しているのは『ジャングル黒べえ』ぐらいじゃないですかね。アニメーションでは。 ―― 『おそ松くん』のイヤミも主役みたいな感じですけれど、違うんですね。 肝付 違うんです。あくまで主役は、おそ松君なんですよ。『ドカベン』も、やっぱり主役じゃないんですよね。ただ、幸いな事に、みんなの印象に残るような変なキャラクターが多いんですよ。僕はね、そういう役をやってきて、良かったなあと思いますね。当に主役はないんですよ。 ―― 『ギャートルズ』が放映されたのって、その『黒べえ』の翌年なんですよ。 肝付 あー、そうですか。『黒べえ』も音響監督は千葉さんです。『黒べえ』の時は、主役だと言われて、そ

    kowyoshi
    kowyoshi 2014/07/22
    ジャングル黒べえ主題歌秘話
  • WEBアニメスタイル_特別企画

    『はじめ人間 ギャートルズ』DVDBOX解説書のため、肝付兼太の取材へ行ってきた。彼はこの作品で、もうひとりの主人公ともいえる、ゴンのとうちゃんを演じているのだ。他の作品についても、少しだけ伺うつもりだったのだが、肝付さんのお話はサービス満点。次々と今までのお仕事の秘話が飛び出した。それは解説書にはとても載せきれない分量で、このお話を埋もれさせるのは、あまりに勿体ない。そこで、バンダイビジュアルさんに許可をいただき、取材の一部をここに掲載できる事となった。じっくりとお読みください(ちなみに『ドラえもん』の話を全然聞いていないのは、今まであちこちで話されていると思ったからだ。あしからず)。 ●2005年6月28日 取材場所/東京ムービー 取材・構成/小黒祐一郎 協力/バンダイビジュアル、トムス・エンタテインメント PROFILE 肝付兼太 1935年11月15日生まれ、鹿児島県出身。『ドラえ

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    kowyoshi 2014/07/22
    肝属兼太さんインタビュー
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第125回 『パタリロ!』のミカジュー問題

    第119回で『パタリロ!』について書いたが、それについて補足するかたちで、45話「ああ、花の新学期」について書いておきたい。原作とアニメの内容について詳しく説明してしまうので、それが嫌な方は、読み飛ばすのをお勧めする。 45話「ああ、花の新学期」は、今回観返して一番面白いと思ったエピソードだ。この話の主な舞台は、日の帝国中学(原作では私立帝国高校)。どういうわけか、この学校に視察にやってきたパタリロは、滞在中に、生徒会長の桜木に面倒を観てもらう事になった。桜木は副会長の美少女、八汐路が気になっているのだが、最近、八汐路は番長グループと付き合うようになっており、その裏には……という話。学ラン姿の美少年、セーラー服姿の美少女が、『パタリロ!』のあの耽美な絵柄で描かれており、ちょっと変わった味わいになっている。放映時にも、その点が印象に残った。 Aパート後半で、金に困ったパタリロが、桜木の紹

    kowyoshi
    kowyoshi 2012/11/20
    へー、アニメではミカジューってミカちゃんの母乳になっていたのか…なら頼もう(おい)
  • WEBアニメスタイル | 板垣伸のいきあたりバッタリ!第257回 『ベン・トー』の話(13)

    第257回 『ベン・トー』の話(13) やっぱり、酷い原画を目にしたら直したくなってしまうんです。 それはおそらく、すぐ「分かってしまう」からでしょう だいぶ前にこの連載で書いたとおり、板垣はテレコムで友永和秀さん(今さらここで言うまでもないけど念のため、『カリオストロの城』のカーチェイスを描かれたアニメ界の巨匠)に原画を教えていただいた幸せ者です。友永さんの原画指導は非常に丁寧で、とにかく自分を横に立たせて1時間でも2時間でも と修正に修正を重ねてくださいました。キャラクターの一挙手一投足からタイミング、さらにカッコいいレイアウト、当に細部にわたって直して直して、たまに原画追加してまた直します。例えば俺が10枚の原画でそのカットを組み立てて持っていくと、友永さんが「あの画も足りない、この画も入れろ!」と30枚以上のカットにして返されるわけ。そして返される際は、自分の原画と友永さんの修正

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    kowyoshi 2012/03/09
    ほほう…
  • WEBアニメスタイル | アニメーション思い出がたり[五味洋子] その122 フィルムはなぜ?——杉本コレクションの行方

    長い転勤生活の間にはいくつもの悲しい別れがありました。それぞれに冥福を祈る中で今も心に翳りを残すのは杉五郎さんのことです。 杉さんについては連載第100回でも書きましたので重複は避け、ここでは日一の質量と言われた杉さんのフィルムコレクションのその後について書きます。 生前の杉さんは私たちアニメファンには惜しみなくそのフィルムを無償で貸与、あるいは自ら映写機を回して見せてくださいましたが、その生計はTV局や映像制作会社に記録フィルム等を貸し出した料金で立てられていました。それが大日フィルムという会社です。杉さんの死後は、長く助手を務めてこられた金子啓次さんが管理していましたが、やがてその金子さんも亡くなり、杉さんのフィルムコレクションが遺されました。 誰もがフィルムのその後を案じていた中で不可解なことが起こり始めました。私が初めて目にしたのはNHKの番組のEDでした。後継者の

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    kowyoshi 2011/12/20
    ひさしぶりに「これはひどい」という一件。誰だ、そいつ。ブコメ見たら…うわあ
  • 第1465回 スタジオ・ライブから皆さんへ - WEBアニメスタイル_COLUMN

    アニメスタイルとは サイトマップ お問い合わせ 旧サイト リンク トップ ホーム ■バックナンバー一覧へ ←BACK 第1465回 スタジオ・ライブから皆さんへ ■第1466回へ続く (11.07.26) ←BACK ↑PAGE TOP 編集・著作:スタジオ雄 協力: スタイル Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.

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    kowyoshi 2011/07/27
    吉松さんは長生きしてください、いやホントに
  • WEBアニメスタイル | 【月刊アニメスタイル】第1号はこんな内容!(3)付録のねんどろいど ぷちは『とらドラ!』逢坂大河

    【月刊アニメスタイル】第1号はこんな内容!(3) 付録のねんどろいど ぷちは『とらドラ!』逢坂大河 「月刊アニメスタイル」には毎号、特集とリンクしたかたちでミニフィギュア・ねんどろいど ぷちが付録としてついてくる。 第1号のねんどろいど ぷちは、『とらドラ!』のヒロイン・逢坂大河。しかも、いつもの制服ではなく、最終回の数カットにのみ登場したセーラー服姿。上に掲載したのが、そのねんどろいど ぷちの画像だ。 ▲『とらドラ!』最終回より。 ファンなら忘れられない名場面だ。特集でも最終回を取り上げる予定 ちなみに、8月発売の第2号は『ふしぎの海のナディア』の特集を予定している。付録は当然、ナディアのねんどろいど ぷち。こちらも楽しみにしてほしい。

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    kowyoshi 2011/02/18
    メイトとゲマズとツタヤと密林でのみ販売か
  • WEBアニメスタイル | もっとアニメを観よう2011 第25回 上江洲誠が選んだ「僕の10代を彩ったOVA達10本」

    第25回 上江洲誠が選んだ 「僕の10代を彩ったOVA達10」 今、僕は30代。 かつて、10代の頃の僕を熱狂させたOVA群から10をセレクトして紹介したいと思います。 今に至る僕を形作った劇薬です。 その頃の僕の月の小遣いは1000〜2000円ぐらい。新作ビデオのレンタル料は1泊2日で800円! そこで裏技。当日返却を使うと500円。……それでも小・中学生には厳しい! そんな中、なんとかやりくりをして観倒した愛おしいOVA達。 中には、実は不出来だったりした物もありました。有料だというのにダメな物はダメなんだという現実も思い知りました。スタッフや制作会社によってムラもありました。そうやって子供心に僕は「アニメを知って」いったのです。ただ無邪気に楽しむ事を卒業してしまい、修羅の道へ。 ええ、ちゃんと今も修羅道におりますよ。 ●『破邪大星 彈劾凰』(1987) 何よりも真っ先に思いつきま

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    kowyoshi 2011/01/27
    おっさんホイホイ
  • WEBアニメスタイル | ニュースで振り返るアニメ界2010 新しい動きと悲しい知らせに揺れた年

    今年の更新もこれで最後。振り返ってみると、様々なニュースに揺れた1年だった。 停滞する経済状況の中、アニメもまた以前のような好況を謳歌するわけにはいかなくなっている。そんな中でも、「アニメノチカラ」のような果敢な試み、『けいおん!!』『デュラララ!!』のようなヒット作、『おまえうまそうだな』のような佳品など、これからを期待させる動きがいくつかあった。小規模公開での劇場作品が次々現れ、またOVAの先行イベント上映など、従来の公開形態とは異なる道を模索する動きも多く現れている。 一方、大きな訃報に揺れた年でもあった。ベテランから中堅まで、多くの名のある方々が、この世を去られている。中でも今 敏監督の死は、次回作の制作途上ということもあり、衝撃を持って伝えられた。また、『宇宙戦艦ヤマト』で一時代を築いた西崎義展プロデューサーの訃報も、昨年は『復活篇』を公開し、健在ぶりをアピールしていただけに驚き

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    kowyoshi 2010/12/30
    2ちゃんやそのまとめサイトだけでは気づかない出来事も網羅。あと、アレな人の事件も取り上げているのはアニメファンへの警鐘なのかなあ
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    以前にも書いたが、僕がアニメの『ポケモン』にシリーズ構成として関わったのは、アニメ化が決定した後だった。 その時点の問題は、どういう風にアニメ化すれば面白いかで、すでに何度も会議が行われ、その議事録も読ましていただいた。 で、その議事録の中で出てきた様々な意見を片っ端から否定している人がいた。 それはいつも、同じ人のようだった。そして、おおむね、その人の否定は通ってしまうのだ。 何人も出席する会議で、1人の意見が通ってしまうのは、その人の発言権が強力だということだ。 いうまでもなく、『ポケモン』のアニメ化を企画し、ゲーム会社の承諾を取りつけてきた、あだ名が御前様こと大プロデューサーだった。 ただ、困るのは、出てきた様々な意見を否定するのはいいが、「じゃあ、どうすればいい」というその人の意見がはっきりわからないのだ。 ほとんどの発言が、「もっと、『ポケモン』のアニメが面白くなる意見があるはず

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    kowyoshi 2009/08/02
    久保雅一Pの仕事術/昨日の私のコーナー、もしかして今川泰宏をDISっている?
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    さて、46話「夢のフェナリナーサ」の話である。 最終回になる予定の作品だ。 脚では題名は「ある日突然に」となっている。 ペンダントを失ったミンキーモモには、平凡な日々が待っている。 その平凡な一日が、前半に描かれる。 そして、突然、玩具屋のトラックに轢かれる。 ここまでの展開は、脚とは意味は同じでも、作品の描写がかなり違っているのに気がつかれるだろう。 脚では、描ききれない部分をミンキーモモのモノローグで語っているが、演出は、それを排除して、できるだけ映像で見せようとしている。 平凡な一日を、作画スタッフ一同が、一生懸命、描いてくれている。 とくに、ミンキーモモが、パジャマからおなじみの服に着替えるシーンは、原画を担当したわたなべひろし氏の力作で、着替えのシーンだけで、アニメが1作れると冗談を言われるほど、枚数を使ったらしい。 特に、前半は、演出と絵コンテの勝利である。 アフレコに

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    kowyoshi 2009/07/20
    自称アニメ評論ブログ運営者は、みんなここを読んでおくべき。あとSS書きも。
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