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ブックマーク / comicreading.com (10)

  • 巨匠・あだち充の兄、あだち勉という破天荒な人物の存在

    さて、今号は週刊少年サンデーを長い間支えてきた大御所、あだち充氏と高橋留美子氏の合作が載っていました。それは両マンガ家の少年時代からマンガ家として大成するまでのエピソードを描いたもので、2人の目を通した昭和マンガ史みたいになっていて興味深いです。 さて、ここで私が注目したのは、あだち充氏をデビューさせるきっかけとなった兄の存在。マンガだとこの人ですね。 このマンガで書かれているエピソードでは、「一緒に投稿を行っていた」、「その後マンガ家をあきらめて東京のデザイン会社に勤めていた」、「あだち充氏が『COM』の常連になると、親を押し切って東京に連れて行ってしまった」、「そして自分も再びマンガ家を目指すことになった」というもの。 実はこのエピソード、私は以前とあるマンガを読んで知っていました。それは以前、こんなマンガを読んだから。 これは、今はもう亡き『少年ビックコミック』(『ビックコミックの少

    巨匠・あだち充の兄、あだち勉という破天荒な人物の存在
    kowyoshi
    kowyoshi 2020/06/14
    あだち勉先生、赤塚不二夫先生に直接請われてフジオプロ入りして、バカボンがマガジンで絶好調の時期にメインキャラの絵担当してたらしいよね。赤塚マニアなら「このパパは勉さんの絵」と分かるらしい。
  • 今のマンガ単行本出版事情と読者認識のすれ違い | 空気を読まずにマンガを読む

    もし、「マンガ雑誌で連載したマンガ作品は必ず単行が出る」、「単行は出たら必ず連載終了までの巻数が出る」、「単行はたとえ売り切れても廃版にならない限り増刷がかかり続ける」とこのブログで書いたなら、おそらく今では簡単にマンガ家のどなたかの方の目に入り、「そんなわけあるかい!」というツッコミが入ると思います。これはマンガ家のみならず、多少マンガ業界のことを知っている人であれば、これが必ずしも正しくはないということはわかるでしょう。 しかしながら、マンガは読むけどそこまで業界のことを知らないしそもそも知ろうと思わない多くの人は、普通にそう思っているのではないか、そしてそのことが作者も読者も望まない展開を生んでいるのではなかろうか、と思ったので今日の話。 昔の週刊少年誌単行のイメージ 世間の人にとって、マンガのイメージというのはやはり週刊少年ジャンプ、サンデー、マガジンといった大出版社(集英

    今のマンガ単行本出版事情と読者認識のすれ違い | 空気を読まずにマンガを読む
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/12
    たとえ単行本派だとしても、推しの漫画は新刊を一週間以内に買え。できればネット書店ではなくリアルの書店で。というのは、もっと読者に徹底されるべき。
  • 『まんがタイム』2016年5月号購入

    『まんがホーム』2016年5月号を数日前に買ってきてましたが、やっと書けた。 ちなみに竹書房の各4コマはAndroidアプリのまんがライフGIGAで購読していて、『まんがタイムきらら』も購入済。 表紙は言うまでもなくおとぼけ課長。 以下、気になったマンガいくつか ・『ラディカル・ホスピタル』:「勇者の名乗り」では結局病院抜けて何を買いに行こうとしたのだろう。たぶんコンサートチケットだと思うけど。あとネット情報で医療を分かった気になる現象は、現実でかなり深刻なほうになってるのではと思った。 ・『大家さんは思春期』:アニメ化作品。改めて見るといろんな要素が詰まってる作品だなあと思う。 ・『らいか・デイズ』:ゲスト。4月名物状況説明を兼ねた感じのマンガ。なんか今回、各系列雑誌の看板マンガが集まってるような。 ・『さわらせてっ!あみかさん』:太ってるネタが多いせいで、予想以上に重く思わせられてしま

    『まんがタイム』2016年5月号購入
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/04/12
    うちのはす向かいのミニストップはミラク以外は入荷しているので心強い(まあ、アタシが買ってるからだが。あとぱれっとは多分、一迅社がコンビニ配本できてないと思う)
  • 山浦章『オタクの用心棒』と『少年キャプテン』について

    オタクの用心棒」などで知られる山浦章が、2月中旬に心不全で逝去していたことが関係者への取材でわかった。享年48歳。葬儀は遺族や近親者のみで執り行われた。 記事にもあるように、代表作は少年キャプテンの『オタクの用心棒』やアフタヌーンの『やす子の太陽』。当時、かなり濃い絵柄とそのネタでインパクトがあったマンガ家でした。R.I.P.。 今回、家にあったはずとそのマンガを探してみたのですが、その際、同時期の少年キャプテンに連載されていたマンガの単行も一緒に出てきて、当時のキャプテンのことを思い出しました。 ですので、今日は名作『オタクの用心棒』のことを中心として、当時の少年キャプテンのことについて書いてゆこうと思います。 名作の多かったマイナー少年誌『少年キャプテン』 少年キャプテンは1985年から1997年まで存在した月間の少年マンガ雑誌。ただ、作家を成年向けなどからも広く集め、主流である少

    山浦章『オタクの用心棒』と『少年キャプテン』について
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/03/22
    COMICリュウは創刊当初、帰ってきた少年キャプテンみたいな感じだったけど、いつの間にか人外+コミティア系になっていたなあ
  • 意外なマンガ家が描く子育てマンガが面白い

    「子育てマンガ」というジャンルがあります。もうこれは説明不要で文字通り。昔からファミリーマンガ誌や主婦向けのマンガ雑誌には載っており、有名なところではアニメ化もされた『ママはぽよぽよザウルスがお好き』(青沼貴子)、『うちの3姉妹』(松ぷりっつ)などがあります。ジャンルとしてはエッセイマンガの一部ですね。 ただ、対象がそれまでは限定的な感じだった育児マンガの裾野が一気に広がったのは、おそらく西原理恵子の『毎日かあさん』の頃からではないかと思われます。 それ以降、マンガ家で結婚、子育てをネタにしてマンガを書く人は、ファミリー雑誌、育児雑誌に限らずとも急速に増えていった感じがします。 しかしその中には「えっ、この人が子育てマンガを?」という、過去の作品から比べると驚くケースもあります(前述の西原さんのがそれまでの作風を知っている人からはまさしくそれだったので)。しかしそれがまた過去の作風を生か

    意外なマンガ家が描く子育てマンガが面白い
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/03/19
    忘れてならないのが、榎本俊二「榎本俊二のカリスマ育児」
  • マンガ雑誌のアンケートはがき送付は今もなお重要という話

    私は学生時代からマンガ雑誌を読みあさっていましたが、その頃から雑誌に決まってついている「アンケートはがき」を送っていました。ちなみにアンケートにつきもののプレゼントですが、当時は出版不況と言われる前の時代だったので結構豪華で、講談社とかでは1000名様プレゼントとかもありましたし(雑誌連動ですが)。だから家電製品1名様とかは当たってませんが、グッズとかならけっこう当たっていました。サイン色紙とかも当たって今もとっておいてありますが、まあそれはそのうち。 ただ、最近は忙しかったり、後述する要因で、昔ほとんど全ての雑誌に送っていたものもだいぶ送らなくなっていました。しかしながら、最近改めてアンケートの重要性を認識するようになりました。

    マンガ雑誌のアンケートはがき送付は今もなお重要という話
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/10/12
    これはある>あとは切り抜いたところの裏が読めなくなるというものも大きかったです。広告であることが多いのですが、時に何故か読者コーナーや文字のよみもの、新人賞のページなど、コンテンツの場合もあったので
  • 角川書店お家騒動とそこで創刊された『電撃コミックGAO!』

    KADOKAWAグループといえば、いまや出版界、とりわけアミューズメント方面では一大勢力となっております。ここ10数年、ざっと思いつくだけでメディアワークスをはじめとして、アスキー、エンターブレイン、メディアファクトリーといった出版社を系列に入れ、大きくなってきました。 しかしこのうちメディアワークスはもともととある出来事が起こり、それによって角川書店から分裂したことで興ったというのをご存じの方はどのくらいおられるでしょうか。これは1990年代前半に起こったもので、社内の対立から角川書店におけるメディア系出版の社員が大量に退社、そしてメディアワークスを立ち上げるという、通称『角川書店お家騒動』が起こります。 実はその時も私は角川系のマンガ誌やゲーム誌を読んでいたのですが、当時相当な混乱があったのを覚えています。 そして最近、自宅の奥からそれらの混迷を示すような当時の漫画雑誌が出てきたので、

    角川書店お家騒動とそこで創刊された『電撃コミックGAO!』
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/09/23
    あの頃に、飯田橋のふたばちゃんがあったら、角川ちゃんとメディアワークスちゃんは今のスクエニちゃんとマッグガーデンちゃんどころでは済まなかったろうなあ
  • クール教信者作品における世界繋がり(『旦那が何を言っているかわからない件』等)

    この秋、ニコニコ動画120万アクセスをするなど、地味に人気がある通称壁殴りアニメ『旦那が何を言っているかわからない件』。 さてこの作品、一応出典は一迅社の単行となっていますが、大元はWebで連載されていた4コママンガというのはわりと有名で、現在でもしっかり見られます。 ■旦那が何を言っているかわからない件 ・旦那が何を言っているかわからない件 - クール教信者 ・(Kindle版)旦那が何を言っているかわからない件: 1 この作品、というかこの作品に限らず原作者のクール教信者さんは、多数の作品を公開しています。それは商業連載に限らず、Web公開でも。主には自社サイトの他、2ちゃんねるVIP板発祥のWebコミック投稿サイト『新都社』での投稿作品や、Pixivにおける投稿まで。これはもともとクール教信者さんが、Web投稿を盛んに行い、そこから商業デビューしたが故というのが大きいでしょう。ちな

    クール教信者作品における世界繋がり(『旦那が何を言っているかわからない件』等)
    kowyoshi
    kowyoshi 2014/12/03
    クール教信者世界の広がりについて
  • 『まんがタイムラブリー』は何故休刊に至ってしまったのか - 空気を読まずにマンガを読む

    まんがタイムラブリーが休刊してしまいました。 2011年3月号より連載陣を一新する大胆なリニューアルを行ないロゴをはじめ雰囲気を一新、いままでの中綴じから平綴じにもなってスタートしてから半年も経たないうちの休刊となってしまいました。 ■コミックナタリー – まんがタイムラブリー17年の歴史に幕、7月号にて休刊 ■参考:コミックナタリー – まんがタイムラブリーが大胆リニューアル、表紙はHERO 誌を見てみると、最終ページに今号で休刊する旨が書いてあるほかは通常通りとも思える内容で、こういった休刊時に連載陣が急激に話をたたむでもなく、各マンガの最終ページにも「次号をおたのしみに」も「ご愛読ありがとうございました」もなく、当に急に決まった休刊と思われます。 発売日まで全くこの情報がなかったので、正直ビックリしました(あえて言えば、まんがタイムジャンボの発売日が4日から12日に変更にな

    kowyoshi
    kowyoshi 2011/06/15
    ケアレスミスが残念(自分もよくやるので強くは言えないが)。ただ、これが4コマクラスタの平均的な感覚なのかもしれない。参考:http://htn.to/jGFC8H #4koma
  • 平面を舞台にしたSFマンガ『大平面の小さな罪』の引き込まれる展開

    さて、そんな岡崎氏の著作の中でもお気に入りのひとつに『大平面の小さな罪』という作品があります。これはかつて小学館から出ていたのですが、この度エンターブレインから、復刊されました。 この物語は他の岡崎作品同様SF。あらすじは、広告代理店のAD(アートディレクター)宇田川が仕事をしていると、突然作業をしていた紙の画像が動きます。驚くとそこから女性が飛び出して来ます。 彼女の名前はセーナ。話を聞くと、彼女は『平面管理委員会』というところにいる人間とは変わった存在。それは、平面管理委員会はすべての平面を管理しており、そこに表示されている絵や線などといったものはすべてそこで管理されている。ただその世界は窮屈で、耐えられなくなったセー名は人間の世界で豪勢な生活をするために、宇田川に話を持ちかけ、そこから平面管理委員会で禁じられている商売を始める(お札を動かしたりも出来るけど、それは監視が厳しくて出来な

    平面を舞台にしたSFマンガ『大平面の小さな罪』の引き込まれる展開
    kowyoshi
    kowyoshi 2010/09/03
    そして「大平原の小さな罪」という小粋なタイトル…って、元ネタ分かる人、今の若い世代にいるかしら
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