さて、今号は週刊少年サンデーを長い間支えてきた大御所、あだち充氏と高橋留美子氏の合作が載っていました。それは両マンガ家の少年時代からマンガ家として大成するまでのエピソードを描いたもので、2人の目を通した昭和マンガ史みたいになっていて興味深いです。 さて、ここで私が注目したのは、あだち充氏をデビューさせるきっかけとなった兄の存在。マンガだとこの人ですね。 このマンガで書かれているエピソードでは、「一緒に投稿を行っていた」、「その後マンガ家をあきらめて東京のデザイン会社に勤めていた」、「あだち充氏が『COM』の常連になると、親を押し切って東京に連れて行ってしまった」、「そして自分も再びマンガ家を目指すことになった」というもの。 実はこのエピソード、私は以前とあるマンガを読んで知っていました。それは以前、こんなマンガを読んだから。 これは、今はもう亡き『少年ビックコミック』(『ビックコミックの少