「Amazon Snowball」は、何テラバイトもの大容量データを暗号化して保存し、Amazonクラウドへ届けるためのデバイスとして、2015年10月に発表されました。 Amazon Snowballは防水かつ8.5Gの衝撃に耐える頑丈なケース内に50テラバイトのストレージを内蔵。E Inkでラベルが表示されており、10Gbイーサネットで接続してデータを保存できます。
DSSD D5の特長は、PCIeインターフェイスを用いつつ複数のサーバのストレージを集約できる点にあります。これにより、内蔵ストレージのように広帯域で低レイテンシな性能を実現し、共有ストレージアレイのように電源やインターフェイス、ストレージの冗長性を高めることで高い可用性を実現しています。 これを実現したのが、DSSD D5に搭載されたPCIe Switched Fabricです。ストレージ側には冗長化された48のPCIeケーブルを挿すコネクタを備えたI/Oカードが搭載され、最大48台のサーバのPCIeホストカードとケーブル接続できます。 ストレージ内部のフラッシュメモリモジュールも冗長化されたNVMeインターフェイスで接続されており、ストレージに搭載されたPCIeのI/Oカード内のスイッチによって、サーバからフラッシュメモリモジュールまでダイレクトパスが作られて、非常に高速なアクセスが実
オープンソースのエディタ「Visual Studio Code」がChromeブラウザのデバッガプロトコルに対応。エディタから直接デバッグ可能に マイクロソフトがオープンソースで公開している「Visual Studio Code」が、Chromeブラウザのデバッガプロトコルに対応したことが発表されました。 Visual Studio Codeのエディタ画面から、Chromeブラウザで実行しているJavaScriptのブレークポイントの設定と実行と停止、変数の参照などが可能になります。 JavaScriptのSoruce Map機能も働くため、圧縮済みのコードを実行しても自動的にVisual Studio Code上の圧縮前のJavaScriptコードに対応してそのままデバッグ可能。また同様の仕組みのおかげでTypeScriptのコードもVisual Studio Code上でそのままデバッ
IBMもAWS Lambda対抗のサーバレスアーキテクチャ提供へ。イベントドリブンでNode.jsとSwiftに対応した「OpenWhisk」をBluemixで提供。コードはオープンソースに IBMは2月22日、イベント駆動型でコードを実行してくれるマネージドサービス「OpenWhisk」を発表しました。OpenWhiskはクラウド上のイベントやクライアントからのリクエストをトリガーにして、JavaScriptやSwiftのコードを実行するというもの。 同社のクラウドサービス「Bluemix」上のマネージドサービスとして提供されるため、サーバの運用管理も不要です。 IBMはOpenWhiskのコードをオープンソースとしてGitHubにも公開。また、イベントによって起動できるものとしてDockerコンテナ内のアプリケーションも対象にしているのも大きな特長でしょう。 こうしたイベント駆動型で非
5カ月でAngularJSとTypeScriptでSPAを開発。その技術の選択理由と開発過程は?(前編) Developers Summit 2016 シングルページアプリケーション(SPA)は、最近注目を集めているWebアプリケーションのアーキテクチャです。HTML全体の書き換えは行わず、変更が必要な部分だけをJavaScriptで動的に書き換えていくことにより、反応がよくユーザー体験にすぐれたWebアプリケーションを実現できます。 このSPAの開発を、技術の選択、仕様の策定、開発を含めて5カ月で行った経験談が、2月18日に都内で行われた「Developers Summit 2016」(通称デブサミ)のセッション「5か月でAngularJSとTypeScriptでSPAをつくった話」で紹介されました。 注目されているアーキテクチャをいまどきの技術を採用して開発した事例は、立ち見がでる人気
Amazonクラウド上での、イベントドリブンかつ非同期なJavaScriptの実行環境として「AWS Lambda」が発表されたのは、2014年11月に行われたイベント「AWS re:Invent 2014」においてでした。 AWS Lambdaはマネージドサービスとして提供されるため、利用者はサーバのスケーラビリティや運用管理などを気にする必要がなく、何らかのトリガーに基づく処理をクラウドで容易に実行するシステムを構築できるようになりました。 AWS Labmdaの登場は、「サーバレスアーキテクチャ」と呼ばれる、サーバの保有や運用を考える必要のない新しいクラウド活用のトレンドを生み出そうとしています。 Google Cloud Functionsの登場 そのAWS Lambdaに対抗するような新機能がGoogle Cloud Platfromに追加されたことが明らかになりました。「Goo
ビルドやテスト環境の自動化は、顧客の一声でつぶされてしまった~自動化の現場の真実(前編)。システムテスト自動化カンファレンス 2015 テスト自動化研究が主催するイベント「システムテスト自動化カンファレンス 2015」が、2015年12月13日に、六本木のヤフー株式会社で開催されました。 午前中に行われたセッション「自動家は見た~自動化の現場の真実~」には関西のコミュニティ「おいしが」のメンバーが登壇。テストを含む開発環境を自動化しようとしてきたエンジニアの、現場での苦悩と苦労をリアルに紹介しています。 その内容を前編、中編、後編の3本の記事にまとめました。この記事は前編です。 自動家(オートメータ)は見た! 自動化の現場の真実。 「おいしが」の前川博志氏。 おいしがから来ました。グループ名にあんまり深い意味はありません。 自動化で発表される事例は、わりと恵まれた環境で、すごい能力を持って
「PHP 7」正式版が登場。PHPにとって10年ぶりのメジャーバージョンアップ。実行速度は旧バージョンの2倍以上 PHPの公式サイトでは、PHP 5.6.xからPHP 7.0へ移行するためのガイド「Migrating from PHP 5.6.x to PHP 7.0.x」も公開されています。 開発者であるRasmus Lerdorf氏は10月に来日し、「PHPカンファレンス2015」で講演。PHP 7ではPHP 5との互換性を維持しつつ、2倍以上の性能向上とメモリ使用量の低減など、大きな改善が実現されことを示していました。「実際に世界中で使われているPHPアプリケーションの性能が2倍になるのが主な特長です」(Rasmus Lerdorf氏。10月に開催された「PHPカンファレンス2015」にて)。 さらにLerdorf氏は次のようにPHPにはさらに高速化の余地があると説明しています。 「
不揮発性メモリが主役になる次世代マシン「The Machine」、エミュレータをオープンソースで公開。米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ 米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は、従来のコンピュータのアーキテクチャを一新した次世代マシン「The Machine」を開発中です。2020年には製品としてリリースするとしています。 従来のコンピュータは、プロセッサ、メモリ、ストレージを基本的なコンポーネントとしています。コンピュータの心臓部としてプロセッサが必要なのは当然として、メモリとストレージが必要なのは、現在メモリとして使われているDRAMは電源が切れるとその内容を失ってしまうため、電源が切れてもデータやプログラムを保存できる記憶装置としてストレージが必要になるためです。 「The Machine」では高速かつ大容量の次世代不揮発性メモリによりメモリとストレージを
クラウドのリージョンを丸ごと落とす過酷な試験を実現する「Chaos Kong」、Netflixが発表。「カオスエンジニアリング」の指針も表明 動画配信サービスのNetflixが、Amazonクラウド上のサーバをランダムに落とすことでシステムの堅牢性をチェックするという画期的な考え方のツール「Chaos Monkey」を発表したのは2012年でした。 サービス障害を起こさないために、障害を起こし続ける。逆転の発想のツールChaos Monkeyを、Netflixがオープンソースで公開 Netflixは普段からChaos Monekeyでシステムをテストし続けていたおかげで、昨年10月にAmazon EC2の全インスタンスの約10%がリブートされるという大規模メンテナンスも難なく乗り切ることができたと報告しています。 そしてこのChaos Monkeyの成功に基づき、さらに過酷な状況をシミュレ
Herokuを任意のAmazon VPCに展開できる「Heroku Private Spaces」パブリックベータ公開。ついに東京リージョンのAmazon VPCでもHerokuが利用可能に Herokuを任意のAmazon VPCに展開できる「Heroku Private Spaces」がパブリックベータとして公開されました。 もちろん、Amazonクラウドの東京リージョンにも展開可能です。国内データセンターでついにHerokuの環境が実現することになります。 Heroku Private Spacesは、これまでHeroku内部でマルチテナントとして提供されていた環境を、顧客ごとに分離されたプライベートクラウドに展開可能にしたもの。これまで以上に顧客ごとに分離された環境を実現できるため、より高いレベルでのセキュリティコントロールが実現されます。 「今後のロードマップでは、社内のイントラ
これまで分かれていたNode.jsとio.jsが1つのコードとして統合された初めてのリリース「Node.js 4.0」正式版の発表がNode.js Foundationにより発表されました。 Node.jsはこの数年、開発が停滞気味で、そうした状況を活性化するためにフォークとして今年の1月に登場したのがio.jsでした。io.jsは自身をNode.jsの「フレンドリーフォーク」と名乗り、Node.jsの開発の活性化を狙ったものでした。 Node.jsの開発主体であったJoyentも停滞を打破すべく、今年2月にNode.jsの開発を推進する中立的な団体として「Node.js Foundation」を設立。これにはマイクロソフトやIBM、PayPal、Fidelityなども参加しています。 そして5月、io.jsがNode.s Foundationに参加を決定。6月にNode.js Found
ヨーロッパにあるGoogleデータセンターが落雷を受け、ごく一部ではあるものの顧客がクラウドに保存していたデータを失ったことが報告されています。 これはどのようなインシデントだったのか。詳細が「Google Compute Engine Incident #15056」で報告されていますので、Publickeyが翻訳したものを引用しつつ紹介しましょう。 落雷により、全体の0.000001%以下のデータを消失 本インシデントの最終報告は8月18日付けの「Google Compute Engine Incident #15056」で行われています。 それによると、落雷による一時的な電力の消失により、ヨーロッパ西1bゾーン全体の物理容量の0.000001%以下(一千万分の一以下)のデータが失われたとのことです。 2015年8月13日木曜日から8月17日月曜日まで、ヨーロッパ西1bゾーンにおけるG
Kubernetesが1.0に到達。今後は開発の主体を新団体「Cloud Native Computing Foundation」へ Googleはオープンソースで開発しているコンテナの管理フレームワーク「Kubernetes」が正式版となるバージョン1.0に到達したことを発表し、米ポートランドで開催中のオライリーのイベント「OSCON2015」においてイベント内イベント「Kubernetes 1.0 Launch」を行いました。 Googleでプロダクトマーケティングのディレクター、Greg Demichillie氏はKubernetes 1.0 Launchで、KubernetesがGoogle内部で使われているコンテナマネジメントシステム「Borg」を基にオープンソース化したものだと紹介。「これは私たちが話しているようなスケールのシステムをマネージするのに唯一現実的な方法だ」と、コン
軽量なリレーショナルデータベースとして人気のSQLite。そのWebサイトに掲載されている「How SQLite Is Tested」の内容が、海外のプログラマなどのあいだで話題になっています。 3月に公開された最新バージョンのSQLite 3.6.23。本体のソースコードは約6万7200行(67.2KSLOC、Kilo Source Lines of Code:空行やコメントを除いた行数)なのに対し、テストコードはなんと4567万8300行(45678.3KSLOC)だと紹介されているのです! これはテストコードが本体の約679倍もの大きさだということになります。 100%のブランチカバレッジ SQLiteコアのライブラリをテストするテストコードとして、以下の3つが紹介されています。 TCL Tests TCL Testsはもっとも古いテストコードで、TCL scripting lang
[速報]Visual StudioでObjective-Cがコンパイル可能に。iOSアプリからWindowsアプリへの移植をマイクロソフトがデモ。Build 2015 マイクロソフトは米サンフランシスコで開催中のイベント「Build 2015」で、Objective-Cで書かれたiOSアプリのコードをVisual Studioで読み込み、コンパイルするデモを披露しました。iOSアプリが容易にWindows 10へ移植できるようになると説明しています。 Visual StudioによるObjective-Cのコンパイルは、Windows 10対応のアプリケーションの開発機会を手厚くするという手段のひとつとして発表されました。 Windows 10アプリケーションの開発機会を広げる手段として今回発表されたのは、(1)Webサイトのアプリケーション化と通知機能、(2)アプリケーション仮想化機能に
Gitのプライベートリポジトリを無料で提供開始する「gitBREAK」、共有人数無制限。ビズリーチが公開 転職サービスなどを提供するビズリーチは本日5月29日、Gitリポジトリの無料ホスティングサービス「gitBREAK」を公開しました。パブリックなGitリポジトリの提供だけでなく、プライベートリポジトリのホスティングも無料で提供。これまでもGitのプライベートリポジトリの無料提供はBitBucketなどが行っていますが、GitBREAKでは無料でもプライベートリポジトリの共有人数に制限のない点が特長です。 gitBREAKは、同社が新たに展開する「codebreak;」サービス群の中の1つ。codebreak;はgitBREAKのほかに、スキルに合った求人案件を参照できる「jobBOARD」や、スキルに応じて企業などからイベントの招待が届く「cafeTERIA」、登録者のスキルや年収が分
新ストレージサービス「Amazon Elastic File System」(Amazon EFS)登場。NFSでマウント、ファイル容量にあわせて自動的にキャパシティが増減しプロビジョニング不要 Amazon EFSは、Amazon EC2からNFSv4でマウントして利用するストレージサービスです。あらかじめ容量を決めてプロビジョニングする必要がなく、保存するファイルの大きさに対して自動的にキャパシティが増減していくのが特長。 また、同時に数千もの同時接続にも対応するスケーラビリティを備えていると説明されています。 自動的にキャパシティが増減、保存データの冗長性も Amazon EFSは通常のNFSサーバと同じように振る舞うため、既存のアプリケーションは何も書き換える必要なくそのまま利用可能。フルマネージドサービスのため運用の手間は必要なく、前述のように保存されたファイルの大きさに応じて自
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