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ブックマーク / hyoshiok.hatenablog.com (15)

  • Netscapeがすごい会社だった頃の話(1996年前後)。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    夏休みなので、たまたま読んでいたCoders at Work プログラミングの技をめぐる探求というの中にJamie Zawinskiのインタビューが載っていた。このは著名なプロラグマを集めたインタビュー集で、Unixを創ったKen ThompsonやらDonald Knuthやらすごい人たちが登場している。 その中でJamie Zawinskiはそれほど著名でもなければ誰もが使っているすごいシステムを開発したというわけでもない。私が彼の名前を知ったのはNetscapeのソースコード公開時にMozilla.orgを仕切っていた頃なので、20年近く前である。 彼はxemacsの開発者としても著名で、当時GNU Emacsではなくてxemacsを日常的に使っていたので馴染みにある名前だった。xemacsとGNU Emacsはのちにマージされるのだけど前者が今で言う所のバザール型開発で、後者が

    Netscapeがすごい会社だった頃の話(1996年前後)。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
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    kozai 2016/08/22
  • エンジニアの英語化戦略 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    あなたが現役のエンジニアならば英語から逃れることは出来ない。エンジニアというプロフェッショナルな職業を選択した以上、自分の職業に誠実になるならば、学び続けなくてはならないし、その場合、英語を避けて通ることはできない。 まあ、50代以上で、もう引退だとか言う人であれば、ぎりぎり逃げ切るということは不可能ではないかもしれないが、それは現役エンジニアというカテゴリではないので、除外する。もちろん、50代だろうが60代だろうが現役であるならば英語から逃れることはできない。 少なくともインターネットの業界とかIT業界とかそーゆーところで飯をっている人であれば、ほとんどすべての情報は英語でやり取りされていて、一次情報の質と量については英語のそれは日語それを圧倒している。もし、そのような認識を持っていないとしたら、それはそれで相当ヤバいと思う。 もちろん英語を学ぶとか学ばないとかは余計なお世話である

    エンジニアの英語化戦略 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
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    kozai 2014/04/08
  • アート・オブ・コミュニティを読んだ 2011-06-22 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    コミュニティを管理することははたして出来るのだろうか。そんなことをふと思うことがある。コミュニティの成り立ちは10あれば10の特殊な要因があり、一つとして同じものはない。それがコミュニティの個性だし存在価値でもある。RubyのコミュニティはPythonのそれとは違うし、PerlPHPのそれとも違う。Linuxのコミュニティは、BSDのそれとも違う。UbuntuとSuSEのそれも違うだろう。 一方で、各コミュニティ共通の普遍的なものもきっとあるような気がする。コミュニティと言うのが人の集まりだから故の古来からあるような知恵の結集みたいなものがきっとある。 アート・オブ・コミュニティは、オープンソースのコミュニティ運営についてUbuntuのコミュニティ・マネージャーが記したものである。日においては企業の中にコミュニティ・マネージャーなるタイトルを持つ専門職というのはほとんどいないと思うが、

    アート・オブ・コミュニティを読んだ 2011-06-22 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
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    kozai 2011/08/06
  • インターネット時代の学び方 2011-01-30 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    インターネット時代に生きている我々にとって必要なスキルってなんだろう。現代版、読み書きそろばんってなんだろう。 TVのCMを見ているとエクセルとかワードとかを上手に使えないと生きていけないみたなことをやっていて、PCのスキルが読み書きそろばんだってな危機感を煽っている。まあ、あながちPCは使えないより使えた方がいいかもしれないが、そのような道具レベルの話ではなく、もうちと学び方の学び方みたいなメタなことを考えてみた。 子供のころ、漢字の書き取りや計算問題を必死になってやらされたのは、文字の読み書きや計算というのは、日常的に必須のスキルでそれを持っていないと、いろいろ生活に差し支えるからだった。日人は幸いのことに、識字率も高いし九九のおかげで暗算も得意だ。学校教育の賜物と言っていい。 だけど、漢字を書くことは、コンピュータが自動的にかな漢字変換をしてくれるし、計算は電卓がやってくれる。なの

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    kozai 2011/01/30
  • ガラパゴス化する就活 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    わたしが学生だったころ(1980年代前半)の就職活動というのを思い返して見ると、高校生のときに漠然と大学の学部を決めて、大学生活を送るうちに希望の業界をイメージしていくという感じだった。 例えば、工学部であれば車が好きな奴は自動車メーカーに、経済学部であれば、商社とか銀行とか。工学部でも電気メーカーを希望するのは電気科とかであり、自動車メーカーを希望するのは機械科を専攻しているやつで、その逆はあまり考えられなかった。電気回路全然だめだよという奴は電気科にはいかないし、熱力学とか製図をとらない奴は機械科にはいかない。(必修がどうだこうだというより、自分の好きな科目とか得意な科目、あるいは苦手な科目を勘案の上、学部や学科を選択していくイメージだ) 高校生ころにざっくりとした学部の選択をし、大学生活を送りつつ、徐々に職業というのをイメージしていく。わたしの場合、2年生を二度やっているので(とほほ

    ガラパゴス化する就活 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
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    kozai 2010/05/29
  • 2009-08-22

    セキュリティ&プログラミングキャンプ2009のわたしの講義で、「オープンソースにすると企業は損をするんじゃないですか」という質をとらえた質問がでて、講師陣が、いきなりいろいろ議論を始めた。 企業の行動原理は、利益の追求だから、利益を生まないアクティビティは原則として行わない。オープンソースも例外ではない。 利益=売上-経費 なので売上が増えるか、経費が減るかという観点から投資判断をする。当たり前ですな。 例えばマイクロソフトが自社の製品をオープンソースにすると、売上が伸びるか、あるいは経費が減るかというと、どちらもそうとは言えないので、マイクロソフトが自社製品をオープンソース化することは考えられない。先日マイクロソフトがHyper-V向けのLinuxドライバをGPLで公開したことが話題になったが、Linuxドライバを公開する事が自社のHyper-Vの魅力を増し、売上向上を期待して公開した

    2009-08-22
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    kozai 2009/08/23
    利益=売上-経費 なので売上が増えるか、経費が減るかという観点から投資判断をする。当たり前ですな。
  • ご報告 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    7月末をもって、ミラクル・リナックスを退職しました。それにともなって独立行政法人情報処理推進機構への出向も解除となりました。 ミラクル・リナックスでは9年の長きにわたり、様々なご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。ミラクル・リナックスで学んだことは自分にとって貴重な宝物になっています。 オープンソースという海のものとも山ともわからないものにかけ、一緒にやってきたミラクル・リナックスの皆さん、パートナー企業の皆さん、お客様、当にありがとうございました。 これからもミラクル・リナックスへの皆様の変わらぬご支援、ご指導ご鞭撻よろしくお願い致します。 なお、8月1日より楽天株式会社に転職いたしました。新しい職場でも、これまでの経験、オープンソース、コミュニティ活動で学んだことを生かしながら、会社および社会へ貢献していく所存ですので、これまでと変わらないご支援、ご協力賜りたくお願い申し上げます。

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    kozai 2009/08/03
  • 勉強会はバブルなのか - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    勉強会はバブルなのか?kanasansoft http://www.kanasansoft.com/weblab/2009/06/metacon2009.html が問題提起している。 バブル経済というは、株価や土地などの資産価格が、経済の基礎的条件から想定される適正水準を大幅に上回る状況を指すことを言う。勉強会によって起業したとか、どこかがそれを事業にしたとか、株式公開をしたとかいうことはないので、勉強会によってバブルが引き起こされているということはない。 経済的な定義で言えばそのとおりなのだけど、確かに半径5メートルの範囲では勉強会は活発に開催されている。実感としてバブルとはいえないけれどプチブームと言っていい状況にはあると思う。 それはいけないことなのだろうか。それは憂慮すべき状況なのだろうか。何か問題があるのだろうか。それを考えたい。 1998年、Linuxがビジネスマンによって発

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    kozai 2009/06/16
  • イノベーションはどっかで起こっている(東京で) - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    昔DECという会社があった。米国のハードウェアベンダーだ。それでもIBMの次に大きいコンピュータベンダーだった。80年代前半飛ぶ鳥を落とす勢いでVAXというコンピュータを引っさげてIBMを追撃していた。年率二桁成長を何年も続けていた。コンピュータ産業は垂直統合の会社に支配されていた。ハードウェア(VAX)、OS(VMS)、コンパイラ、RDBMS、各種ミドルウェア、開発ツール(エディタ、リンカ、デバッガなどなど)、アプリケーションすべて上から下まで自社製品だった。 何か問題があれば、それがプロセッサの問題でもOSの問題でもRDBMSの問題でも、何から何まで自社で完結していたのでどーにかなった。どーにかした。それが垂直統合というわけだ。あこがれのエンジニアは社内にいた。VAXのアーキテクトもVMSのアーキテクトもVAX FORTRANのプロジェクトリーダもVAX Rdb/VMSのプロジェクト

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    kozai 2009/05/24
  • そろそろUnicodeについて一言いっておくか - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    文字コードの標準化について日記を書いたのだが、内容がいまいちだったのでボツにして気を取り直してUnicodeについて一言いっておくことにする。先日、といっても昨年(2008年)の10月なんだけど、その中でちょと文字コードの標準化について話をしている。*1 もう1つ自分の経験としてあるのが、漢字の文字コードがあるんですけど、番号で言うとJIS X 0208とか0212とか規格の番号で皆言うわけなんですけど、実は1988年にその日語の文字コードの改正の委員会にいたんですね。 その当時、私は 30歳ぐらいなんですけど、「富士通」とか「日立」とか「NEC」の部長さんぐらいの偉い人たちが来てて、私なんか外資系で且つ30前後のぺーぺーだから、全然格下なんですよ。 そういうところで議論の主軸を担ってるのは、「富士通」「日立」「NEC」「日IBM」「東芝」「沖」、外資でいえば「ユニシス」とかの錚々たる

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    kozai 2009/04/19
  • 未来のいつか/hyoshiokの日記 - OSSはユーザにとってどのようなメリットがあるか?

    OSSのライセンスに注目するとソフトウェア製品が無償になるので、タダで使えるから得。という論調がいまだにある。日経新聞(あえて名前を出す)は【無償基ソフト(OS)「リナックス」】なんて書き方をしている。OSSのメリットは無償なのかい、とOSS業界でなくとも突っ込みたくなるが、世間一般の理解(誤解)はそんなものである。 じゃあ、商用ソフトで提供されていないようなすばらしい機能があるのか?と問われれば、それも、まあ似たようなものですねえ。ということになる。Linuxで比較すれば、OSは機能と言う観点から言えばPOSIXのなんちゃらという仕様とかOpenGroupのXXという仕様とかに準拠しているという意味では、一緒である。機能による差が歴然とあるかと言うと、はっきり言ってない。 最近多くの人が指摘するのはベンダーロックインの回避というのがある。特定の会社に過度に依存することはいかがなものか?

    未来のいつか/hyoshiokの日記 - OSSはユーザにとってどのようなメリットがあるか?
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    kozai 2006/02/24
  • 誰がOSSの研究開発をするのか? - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    OSSのビジネスモデルというのはいまさら指摘することもないが従来の商用ソフトウェアのビジネスモデルと大きく異なる。 商用ソフトウェアであれば自社で開発し、マーケティングし、営業、サポート、サービスを行う。営業を代理店経由でする間接販売をとったにしろとらなかったにしろ基的には自社開発である。ベースとなる技術が大学の研究室からのスピンオフだったとしても、誰かが研究開発した知的財産権をよりどころにそれを独占することによってビジネスをする。得られた利益をもとにそれをさらに研究開発に投資して価値を高めつつビジネスをまわしていく。ソフトウェアのロードマップを作り、製品をどの方向に発展させていき、どのようにそれから収益を得るかの決定は、その会社が行う。マーケティング活動によって市場とやりとりをしながら方向性を微調整するとしても決定はその会社が行う。 OSSのコミュニティには、明示的なロードマップはない

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    kozai 2006/01/29
  • 未来のいつか/hyoshiokの日記 - OSSのサポート

    OSSが社会の中枢で使われるようになってきて誰がOSSをサポートするかと言う問題が顕在化してきた。プロプライエタリなソフトウェアであればそれを開発した会社がサポートをするという以外の解はほとんどないし、それを前提にビジネスは回ってきた。サポートの継続性という意味で開発した会社の安定性というのが議論されたりもしてミッションクリティカルな分野ではソフトウェアの機能ではなく実績とか会社の規模が選考基準になったりした。 OSSの時代になるとそれが変わるのか変わらないのか?プロプライエタリなソフトとOSSの顕著な違いはOSSの場合、原則としてエンドユーザーに誰でもサポートサービスを提供できるしライセンス上それを妨げるものはほとんどない。プロプライエタリなソフトの場合、例えばOracleというデータベースがあったとしてそれをサポートできるのは最終的にはOracle社以外ありえないのであるが、OSSであ

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    kozai 2005/10/16
  • 未来のいつか/hyoshiokの日記 八田真行のオープンソース考現学

    朝から晩まで合宿でレビュー。 主にドキュメントの編集上の問題を指摘しあい完成版をwikiにアップして終了。お疲れ様でした。宴会での議論も楽しかったし、レビューでの議論も勉強になったあ。このチームでいつかまた仕事をしたいなあと思った。 http://blog.japan.zdnet.com/mhatta/?tag=c_right を読むが何か違和感を感じる。なんでだろうか?想像するに、八田氏の言うオープンソースの貢献者というのはボランティア(自発的な参加者)を暗黙のうちに仮定しているのではないだろうか。あくまで想像で言っているので、当はどうかはわからないけどなんとなくそんな印象を持った。 昨今の主要なオープンソースソフトウェアの開発はボランティアが無償で行っているものではない、少なくともそれが多数派ではないという立場にわたしはいるから多分彼とは話が合わないのだろう。LinuxもJBOSSも

    未来のいつか/hyoshiokの日記 八田真行のオープンソース考現学
  • 2005-04-27

    梅田 Blog論2005年バージョン(2) http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050426/p1 裏切られた期待として、 大組織に属する超一流の技術者や経営者が気でBlogを書くということも、どうも日では起こりそうもない。 と悲観している。確かにその印象はある。日の大企業に属する超一流の誰かが実名でBlogを書くという状況は想像しにくい。一人や二人でなくて何万人も専門家がその専門について日々記すと言う状況は考えにくい。 守秘義務ウンヌンカンヌンという話は確かになくはないがそれだけで説明できるほど話は単純ではないと思う。米国で働く時にだって入社一日目にNDAへのサインをするし常識の範囲での守秘義務はある。 わたしがシリコンバレーで見聞きした範囲で言えば、以下のようなイメージである。Stanford大学のデータベースグループは毎週金曜日の午後に公開セ

    2005-04-27
    kozai
    kozai 2005/04/28
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