衆院予算委員会は8日午前、菅首相と全閣僚が出席して、2010年度補正予算案の基本的質疑を行い、実質審議入りした。 首相は今後の政権運営について、「どこまで頑張りきれるかわからないが、石にかじりついても頑張りたい」と述べ、引き続き政権運営にあたる意欲を強調した。民主党の近藤洋介氏の質問に答えた。 首相は、日本の首相が頻繁に交代していることについて問われ、「この20年間で14人の首相が代わっているのは日本政治の大きなマイナス点だ。4年間の衆院の任期を一つのメドとして、4年間は一方の政党が頑張ってやる。4年後に解散・総選挙があった時に、継続するかしないか信を問う。そういう慣例になることが望ましい」と語った。 関税の原則撤廃を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)については、「農業の再生と国を開くことを両立させるために全力を挙げて取り組みたい。平成の開国は、必ず元気な日本を取り戻す大きな力になる」と