侍ジャパンの事業会社であるNPBエンタープライズが2月28日、3月1日に開催する壮行試合(侍ジャパン対台湾プロ野球選抜=福岡ヤフオクドーム)の盛り上げ策として、異例の“動く広告塔”を発表した。 福岡を中心にタクシー事業を展開している「第一交通タクシー」の運転手約900人に、14日から順次侍ジャパンのユニホームを着用してもらうというのだ。 苦肉の策といえる。現在、侍ジャパン壮行試合のチケットの売れ行きは思わしくないからだ。「あの手この手と盛り上げ策を打っているが、どうにもチケットの売れ行きが伸びない」と関係者はため息をついている。 侍ジャパンの小久保裕紀監督は、ダイエー、ソフトバンクで指揮を執った王貞治監督(現ソフトバンク球団会長)の秘蔵っ子、王ファミリーの長男的存在として広く知られている。地元ファンから熱い声援を受けて壮行試合に勝利、世界一奪回を目指す本番のワールド・ベースボール・クラシッ