誰がテレビをつまらなくしたのか スポンサード リンク ・誰がテレビをつまらなくしたのか 制作現場では1分ごとの視聴率が計測される瞬間、秒針が12を指すときに、視聴率の下がるCMが入らないように映像を編集している、という現場の声が紹介されている。テレビは「笑い」や「感動」の押し売りで気を引きながら「続きはCMの後で」を見させようとする。 著者はテレビ番組名によく使われる言葉をリストアップし、登場回数を数えている。上位は、マル秘(記号)、特集、謎、密着、衝撃、爆笑、感動、涙、秘密といった扇情的キーワードが並ぶ。上位ワードは年間2000回以上も番組名に使われている。 テレビはもはや広告を見せるための低俗なコンテンツばかりになってしまった。視聴者もそれに慣らされてしまった。放送と通信の融合の中で、今一度、作り手も視聴者も、メディアの役割を見直し、志と哲学をもって再生すべきだ、というのがテレビ出身で