小池ファーストという新政党が都議選を圧勝した。 圧勝は予想通りあるいは予想を上回る圧勝だった、ということはコンセンサスだが、圧勝の要因の解釈、今後の国政選挙への意味の議論はすべて間違っている。都民も酷いが、有識者も全員アホだ。 都議選の結果の解釈は一通りしかない。 日本の都市部の有権者にとっては、選挙はエンターテイメントであり、そのための芸人は使い捨てだ、ということである。 この「選挙における道化役は使い捨て」というのが再度はっきりしたのが、今回の選挙のすべてである。 つまり、自民党の古い部分、公明党、共産党、これらが組織政党である。組織として機能しているのは、3つだけである。彼らの得票は常に固い。これがベースになる。 しかし、近年都市部の人口の割合が高まり、選挙区割りの改正で、都市部への配分が増加したため、エンターテイメント票が選挙結果を大きく左右するようになった。 有識者やメディアは浮