大気汚染物質PM2.5の濃度が正確に計測できないほど高いレベルに達した中国東北部のハルビンでは、22日も汚染物質を含む濃いもやに覆われやすくなる見通しで、気象当局は屋外での活動を控えるよう住民に呼びかけています。 中国東北部・黒竜江省のハルビンでは、20日から21日にかけて大気汚染物質PM2.5の濃度が1立方メートル当たり1000マイクログラムを超え、正確に計測できないほど深刻なレベルに達しました。 日本では、PM2.5の濃度が1日平均で70マイクログラムを超えると健康に影響を及ぼすおそれがあるとして、外出を控えるよう注意を呼びかけるという暫定的な指針がありますが、ハルビンでは最も高い地点で1日平均950マイクログラムと13倍以上となっています。 こうした事態を受けて、ハルビンでは21日、市内の学校のほとんどが休校になったほか、見通しが悪いため国際空港が一時閉鎖されたり、路線バスの運行が休