架空の18歳未満のキャラクター、「非実在青少年」の性的行為を描いた漫画やアニメなどのコンテンツ(青少年性的視覚描写物というらしい)を規制しようという東京都の青少年健全育成条例改正案。その改正案をめぐる規制推進派と反対派の対立が、ますます活発になってきているらしい。 私は条例に反対だ。だが、反対の理由は巷でよく言われる「表現の自由を守れ!」ではない。表現の自由なんてものは、公共の福祉に反する場合取り締まられるのは当然だ。例えば、東京のど真ん中の街頭スクリーンにAVの本番シーンを流したら、表現の自由の前に小さな子どもに悪影響を与えたり、そういうコンテンツが嫌いな人々の「不快を避ける権利」を蹂躙することになる。 もちろん、東京のど真ん中でポルノを上映するような行為は駄目だが、条例反対派もそこまでは求めていないじゃないかという向きもあろう。そこで出されている提案が「ゾーニング」と「レーティング」の
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