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2012年7月1日のブックマーク (2件)

  • みそ文 問うてそして笑い合う

    薬学部の学生だった大学一年生のときに私は寮で暮らしていた。大学に付属する女子専用の学生寮で、部屋の作りは四人部屋。勉強机がよっつと、二段ベッドがふたつ、つまり寝台がよっつと、衣類用の開き戸と引き出しセットになったクローゼットがよっつ。私は二人部屋利用だったから、勉強机をふたつとクローゼットをふたつとベッドを上下二段使う。ルームメイトも同じように反対側の壁に面した勉強机をふたつとクローゼットをふたつとベッドを二段使う。 彼女と同室になったのは秋の学園祭のあとからだ。彼女の同室だった人と私と同室だった人が同時に退寮して一人暮らしを始めたため彼女と私は寮の部屋を一人で使う状態となった。いくら退寮者が多くて部屋がたくさん空いていても、二人部屋利用である限り一人部屋利用はできない。そもそも一人部屋利用という設定がない。 彼女は定期的に福岡のおかあさんに宛ててハガキを書く。福岡のおかあさまからもちょく

    kubohashi
    kubohashi 2012/07/01
  • 叙情派SF名作選 〜幻想と叙情の詩人ブラッドベリ永逝 - 心揺々として戸惑ひ易く

    SF小説の巨匠レイ・ブラッドベリ。エドガー・アラン・ポーの衣鉢を継ぐ幻想作家を指向していたが、その詩的で感傷に満ちた作品群によって、叙情派SFというSF小説のサブジャンルを確立させた。訃報を知り、美しくも切ない叙情派SFをまとめて読み返したファンも多いだろう。これを機会に読み始めたい人におすすめしたい作品を以下に列挙する。 レイ・ブラッドベリ「火星年代記」 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) 作者: レイブラッドベリ,小笠原豊樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/07/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 104回この商品を含むブログ (51件) を見るレイ・ブラッドベリ「何かが道をやってくる」何かが道をやってくる (創元SF文庫) 作者: レイ・ブラッドベリ,大久保康雄出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1964/09/30メディア: 文庫購入: 2人 クリック:

    叙情派SF名作選 〜幻想と叙情の詩人ブラッドベリ永逝 - 心揺々として戸惑ひ易く